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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 三井ハイテク、チェンジ、シュッピン (14日大引け後 発表分)

三井ハイテク <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 三井ハイテク <6966>   ★今期経常は31%増で2期連続最高益、1円増配へ
 ◆22年1月期の連結経常利益は前の期比4.0倍の156億円に伸び、従来予想の135億円を上回って着地。続く23年1月期も前期比30.8%増の205億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は電動車向け駆動・発電用モーターコアの成長トレンドが継続するほか、車載向けを中心に半導体リードフレームの需要も好調に推移し、30.5%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の65円に増配する方針とした。
  併せて、25年1月期に営業利益300億円(22年1月期は149億円)を目指す中期経営計画を策定した。

 シュッピン <3179>   ★今期配当を10円増額修正
 ◆22年3月期の期末一括配当を従来計画の18円→28円(前期は16円)に大幅増額修正した。基本方針とする配当性向25~35%を踏まえ、株主への利益還元を増やす。

 山王 <3441> [JQ]  ★今期経常を92%上方修正
 ◆22年7月期上期(21年8月-22年1月)の連結経常損益は3億1700万円の黒字(前年同期は1500万円の赤字)に浮上し、従来予想の1億5000万円の黒字を上回って着地。デジタル化の進展を背景に5G向けを中心とした通信分野の旺盛な部品需要が継続したほか、産業機器向け分野や自動車向け分野でも受注が堅調に推移し、17.9%の大幅増収を達成したことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の2億6000万円→5億円に92.3%上方修正。増益率が7.0%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

 Vゴルフ <3931> [東証M]  ★今期経常は36%増で2期連続最高益更新へ
 ◆22年1月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の2億1300万円に伸びて着地。続く23年1月期も前期比36.2%増の2億9000万円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は集客支援システム「1人予約ランド」やECサービスを中心にゴルフ事業の成長が継続するほか、トラベル事業では新型コロナウイルス感染拡大の影響が緩和し、海外・国内旅行の需要回復を見込む。

 チェンジ <3962>   ★今期配当は初配当4.5円を実施へ
 ◆従来無配としていた22年3月期の期末一括配当は初配当となる4.5円を実施する方針とした。今後は各事業年度の経営成績を勘案しながら、配当を継続的に実施していくことを基本方針とする。

 スキヤキ <3995> [東証M]  ★前期経常を一転31%増益に上方修正
 ◆22年1月期の連結経常利益を従来予想の1200万円→9400万円に7.8倍上方修正。従来の83.3%減益予想から一転して30.6%増益見通しとなった。ファンクラブサービスの有料会員数が堅調に増加するなか、ECサービスに関連する倉庫物流費用や販管費が想定を下回ったことが寄与。為替差益の発生なども利益を押し上げた。

 ステラケミ <4109>   ★今期経常を一転34%増益・5期ぶり最高益に上方修正、配当も10円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→54億円に35.0%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して34.3%増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。高純度薬品事業、運輸事業ともに好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。中国でリチウムイオン二次電池用電解質の販売価格が大幅に上昇し、持ち分法による投資利益が増加することも利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は47円)に増額修正した。

 日機装 <6376>   ★今期最終を4期ぶり最高益に2.6倍上方修正、配当も5円増額
 ◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の58億円→150億円に2.6倍上方修正。増益率が26倍→68倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。連結子会社であるLEWAとGevekeの全株式売却に伴い、売却益約320億円が発生することが利益を押し上げる。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の20円→25円(前期は20円)に増額修正した。

 リオン <6823>   ★今期経常を20%上方修正・3期ぶり最高益更新へ
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の25.5億円→30.5億円に19.6%上方修正。増益率が11.0%増→32.8%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。半導体関連市場向けに微粒子計測器の販売が好調で、売上高が計画を上回ることが寄与。コロナ禍で経費の削減を進めたことも上振れに貢献する。

 Fインタ <7050> [東証M]  ★非開示だった今期経常は3.2倍増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆22年4月期第3四半期累計(21年5月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の23.8億円に急拡大して着地。デジタルプロモーションやオンラインイベントの受注が堅調に推移したほか、BPO案件なども寄与し、49.8%の大幅増収を達成した。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比3.2倍の30億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。

 ヒマラヤ <7514>   ★上期経常を2.4倍上方修正、通期も増額、配当も5円増額
 ◆22年8月期上期(21年9月-22年2月)の連結経常利益を従来予想の5.5億円→13億円に2.4倍上方修正。スキー・スノーボード用品や防寒衣料、雑貨など季節商材の販売が好調だったことが寄与。
  上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の22.5億円→24億円に6.7%上方修正。増益率が1.6%増→8.4%増に拡大する見通しとなった。下期は新型コロナウイルス変異株や資源価格の高騰、物品・サービスの値上げなどの影響を織り込んだ。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の20円→25円(前期は25円)に増額修正した。

 デリバリコン <9240> [東証M]  ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年7月期の連結経常利益を従来予想の2.9億円→3.5億円に19.6%上方修正。増益率が11.3%増→33.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コンサルティング案件の受注が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。コンサルタントの生産性向上に加え、予定していた費用の発生時期が後ろずれすることも上振れの要因となる。

 ギフトHD <9279>   ★11-1月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地
 ◆22年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の8.1億円に急拡大して着地。直営店の積極的な新規出店やプロデュース店の店舗数増加による増収効果に加え、緊急事態宣言の全面解除で客足が戻ったことが追い風となった。また、新型コロナ感染拡大に伴う営業時間短縮要請への協力金などを補助金収入として計上したことも増益に大きく貢献した。
  上期計画の9.6億円に対する進捗率は85.0%に達しており、業績上振れが期待される。

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