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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 積水ハウス、アバール、アールプラン (10日大引け後 発表分)

積水ハウス <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 積水ハウス <1928>   ★今期経常は2期連続最高益で4円増配へ、自社株買いも発表
 ◆22年1月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の2300億円で着地。続く23年1月期も前期比1.7%増の2340億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は住宅需要の回復が続くなか、戸建住宅事業と賃貸住宅事業がともに伸びる。また、国際事業ではオーストラリア部門の収益回復を見込む。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を88円→90円(前の期は84円)に増額し、今期も前期比4円増の94円に増配する方針とした。
  併せて、発行済み株式数の2.22%にあたる1500万株または300億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 大盛工業 <1844> [東証2]  ★上期経常を41%上方修正
 ◆22年7月期上期(21年8月-22年1月)の連結経常利益を従来予想の8700万円→1億2300万円に41.4%上方修正。減益率が64.0%減→49.2%減に縮小する見通しとなった。収益性の高い工事の増額変更が寄与し、工事採算が大きく改善した。

 プレミアムW <2588> [東証2]  ★今期最終の最高益予想を上乗せ、初配当20円実施へ
 ◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の33億円→34億円に3.0%上方修正。増益率が3.4%増→6.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が拡大する状況下においても、計画を上回るペースで保有契約件数が増加し、宅配水の出荷数が想定より伸びることが要因。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当となる20円を実施する方針とした。

 アールプラン <2983> [東証M]  ★前期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年1月期の連結経常利益を従来予想の12.6億円→13.8億円に9.5%上方修正。増益率が2.4倍→2.6倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年12月に続き、3回目。旺盛な戸建て住宅需要の継続や首都圏エリアの販売強化を背景に、売上高が計画を上回ったことが寄与。ブランド力の向上に伴い適正価格での販売が徹底できたことも上振れにつながった。

 アバール <6918> [JQ]  ★今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額
 ◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の19.1億円→20.2億円に5.5%上方修正。増益率が4.4%増→10.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。受託製品の半導体製造装置用制御機器や自社製品の画像処理モジュールの販売が伸び、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の79円→85円(前期は78円)に増額修正した。

 FVC <8462> [JQ]  ★今期配当は初配当3円を実施へ
 ◆従来無配としていた22年3月期の期末一括配当は初配当となる3円を実施する方針とした。新たなビジネスモデルによる収益拡大を踏まえ、株主への利益還元を実施する。
  併せて、株主優待制度を新設すると発表。3月末時点で1000株以上を保有する株主に、オリジナルカタログを贈呈する。

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