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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイバネット、日本ハウス、タカショー

サイバネット <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイバネットシステム <4312>  677円  +2 円 (+0.3%)  本日終値
 サイバネットシステム<4312>は小幅続伸。同社はきょう午前11時30分ごろ、米アンシス<ANSS>が開発・販売・サポートするマルチフィジックス解析ソフトウェア「Ansys(アンシス)」の最新バージョン「Ansys 2022 R1 日本語版」の販売及び技術サポートを開始すると発表した。解析のエキスパートがより深い洞察を得るための機能改善や、チームでのコラボレーションを加速させるユーザビリティの向上など、多くの機能が強化されているとした。

■日本ハウス <1873>  409円  -42 円 (-9.3%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 日本ハウスホールディングス<1873>は大幅に3日続落。同社は3日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)連結営業損益は6億600万円の赤字(前年同期は6億8700万円の赤字)だったと発表した。上期計画の4億9000万円の赤字(前年同期は7億2500万円の赤字)、通期計画の48億5000万円の黒字(前期比79.2%増)は据え置かれた。セグメント別では、住宅事業の営業損失は2億300万円(前年同期の営業損失は3億5400万円)、ホテル事業の営業損失は1億7700万円(同1億700万円)。なお、同社グループの売上高は主力事業である住宅事業において季節的変動要因があり、第1四半期の完成工事高は低水準になるとした。

■タカショー <7590>  655円  -56 円 (-7.9%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 タカショー<7590>は6日ぶり反落。同社は3日取引終了後、23年1月期連結業績予想について、売上高232億400万円(前期比11.7%増)、営業利益15億6800万円(同6.4%増)、純利益11億8400万円(同18.3%増)、年間配当予想23円(前期は23円)と開示した。22年1月期の連結営業利益は14億7400万円(前の期比27.4%増)だった。前日まで決算への期待で5日続伸となっていたため、織り込み済みとの見方から、きょうは売りが優勢となっている。前期は国内で主力のプロユース部門が大きく伸長したほか、海外ではeコマース分野におけるアマゾンや自社サイトにおいてドロップシップ方式による販売が順調に推移した。今期は住宅着工数の増加や新しい生活様式の広がりによって、自宅で過ごす時間が増加していることから、引き続きガーデン・エクステリアの需要は増加が予想されるとした。

■助川電気工業 <7711>  846円  -69 円 (-7.5%)  本日終値
 助川電気工業<7711>や木村化工機<6378>、日本製鋼所<5631>といった原子力発電所関連株が安い。ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で、ロシア軍の攻撃を受け火災が発生している、との報道が流れたことが警戒され原発関連株が売りに押される展開となった。

■旅工房 <6548>  738円  -60 円 (-7.5%)  本日終値
 旅工房<6548>は後場一段安。同社が宿泊実態のない取引で「Go To トラベル」事業の補助金を不正に受給していた問題に関し、観光庁はきょう午前、地域共通クーポンで不正使用があったとの調査結果を発表した。同庁では今後も調査を継続する予定であるとしたうえで、不適切な使用分の返還を請求するほか、刑事告訴も視野に入れるとした。また、旅工房の「Go To トラベル」事業への参加を停止するとした。

■TOKYO BASE <3415>  411円  -17 円 (-4.0%)  本日終値
 TOKYO BASE<3415>が3日続落。3日の取引終了後に発表した2月度の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比12.1%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。国内は新型コロナウイルス感染症第6波の影響が見受けられたものの、実店舗が同2.8%増と前年実績を上回ったが、海外は感染症拡大防止による香港、深センなどの一部商業施設での入館規制や、UNITED TOKYO及びPUBLIC TOKYOが苦戦し同37.6%減となり、これが全体の足を引っ張った。

■ギフトホールディングス <9279>  2,191円  -55 円 (-2.5%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>が3日続落。3日の取引終了後に発表した2月度の直営店売上速報で、既存店売上高は前年同月比16.4%増と5カ月連続で前年実績を上回り、これを受けて朝高で始まったものの、全般相場の下落もあって買いが続かなかったようだ。多くの地域でまん延防止等重点措置が延長され、各自治体からの営業時間短縮要請が継続されるなか、宅配(デリバリー)対応店舗の拡充やテイクアウト販売に取り組んだことが寄与した。なお、全店売上高は同40.1%増だった。

■ビジョナリー <9263>  169円  -4 円 (-2.3%)  本日終値
 ビジョナリーホールディングス<9263>が安い。3日の取引終了後、子会社VISIONIZEで悪意のある第三者による虚偽の指示に基づき資金を流出させる事案が発生したと発表。これに伴い22年4月期第3四半期に送金詐欺損失として9500万円を特別損失として計上するとしており、業績への影響を懸念した売りが出たようだ。

●ストップ高銘柄
 ログリー <6579>  609円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 WTメタル <1686>  3,143円  +500.5 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 GRCS <9250>  4,770円  +700 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 WTアルミ <1692>  725円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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