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【材料】イーベイが決算受け下落 ガイダンスが期待外れ=米国株個別

 ウクライナ情勢の緊迫化により、きょうの米株式市場は急落して始まる中、イーベイ<EBAY>も下落して始まっている。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、ガイダンスが冴えず、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。

 パンデミック時に得た勢いは経済再開で買い物客が対面購入に戻るにつれて衰えている。同社のアクティブバイヤーは1億4700万人と前年比9%減少。サイト上の総取引額も10%減少した。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いでいる。特にガイダンスが期待外れだった点を指摘。今回の決算は総取引額(GMV)の成長に対する持続的な圧力が示唆されたと指摘。成長率の低下は2022年も続くことが予想され、アクティブバイヤーの総数は当面減少し続けるだろうとの指摘も聞かれた。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:0.99ドル)
・売上高:26.1億ドル(予想:26.1億ドル)
・総取引額(GMV):207.3億ドル
・アクティブバイヤー:1.47億人(予想:1.55億人)

(1-3月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.01~1.05ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:24.3~24.8億ドル(予想:26.1億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.20~4.40ドル(予想:4.41ドル)
・売上高:103~105億ドル(予想:109.2億ドル)

(NY時間09:36)
イーベイ<EBAY> 50.03(-4.56 -8.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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