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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 一時2万7140円まで切り返すも、ショートカバー一巡で後場は動きづらく


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の2万7110円(-0.18%)前後で推移。寄り付きは2万6900円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6880円)にサヤ寄せする格好で、2万7000円を割り込んでのギャップスタートとなった。その後、15日につけた安値2万6700円(ナイトセッションを含む)割れを狙ったショートの動きにより、前場半ばには一時2万6780円まで下落幅を広げた。ただし、これを割り込まなかったことで下げ渋るなか、「米国が来週、ロシア外相との会談を受け入れ」との報道をきっかけにショートカバーが強まると、カバー狙いのロングも加わって一時2万7140円まで切り返す場面を見せた。

 日経225先物は、急速なリバウンドを見せたが、これによりショートカバーは一巡した格好だろう。グローベックスの米株先物は上昇しているものの、NYダウ先物の上昇幅は170ドル程度であり、前日の大幅な下落に対する反応としては物足りなさが感じられる。ショートカバー一巡で日経225先物はややロングに傾いていると考えられ、5日移動平均線水準でのこう着が続くようだと、戻りの鈍さを嫌気した売りに押される可能性はあると見ておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.03倍に低下した。前場半ば以降のショートカバーで14.08倍に戻しているものの、戻り一巡により再びNTショートに向わせそうだ。

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