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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後の利食いは想定線、2万7500円水準での底堅さを確認したい


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の2万7590円(+0.14%)前後で推移。寄り付きは2万7800円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7825円)にサヤ寄せし、買い先行で始まった。その後2万7860円まで上げ幅を広げたが、買い一巡後は次第に戻り待ちの売りに押され、前場半ば以降は利食い優勢の動きとなり、前引けにかけて2万7560円まで上げ幅を縮めた。

 SQ値は概算で2万7835円60銭だった。日経平均株価はこれを上回ったものの、買い一巡後は次第にこう着感が強まった。グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していたこともあり、1月の米消費者物価指数(CPI)への警戒もあったと見られる。ただし、買い一巡後のこう着は想定されていたことであり、2万7500円水準での底堅さが意識される局面においては、センチメントを冷ます動きにはならないだろう。

 指数インパクトの大きいところでは、東京エレクトロン<8035>など半導体株が堅調な半面、前日に強いリバウンドを見せたソフトバンクグループ<9984>は反落し、日経平均の重荷に。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.17倍まで上昇した後は軟化し、14.11倍で推移。引き続きテクニカル面ではNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)のトレードに向かいやすい。

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