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【市況】28日の株式相場見通し=反発か、急落の反動で目先買い戻し

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京株式市場は、強弱観対立のなかも広範囲に買い戻し優勢の展開となり、日経平均株価は反発しそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが買い戻され一時は600ドルを超える上昇をみせたが、引き続き不安定な展開を強いられるなか取引後半は値を消した。結局、大引けは小幅ながら前日終値を下回っている。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数もマイナス圏で着地した。26日に公表されたFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を受け、FRBは金融引き締めに前向きと解釈され、保有株ポジションを低める動きが続いている。これを受け東京市場では依然として警戒ムードは拭えないものの、足もとでは前日に急落した反動が見込まれる。自律反発狙いの買いや、空売り筋のショートカバーを誘発し、日経平均は切り返す動きが予想される。ただし、戻り売り圧力も強くリバウンドの幅は限られそうだ。米株価指数先物を横にらみにきょうも荒い値動きとなる可能性が高い。

 27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比7ドル31セント安の3万4160ドル78セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同189.336ポイント安の1万3352.783だった。

 日程面では、きょうは東京eスポーツフェスタ(~30日・東京ビッグサイト)など。海外では12月の米個人所得・個人消費支出、10~12月期米雇用コスト指数など。

出所:MINKABU PRESS

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