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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ファストリ、アイドマHD、セブン&アイ

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■乃村工藝社 <9716>  1,011円  +74 円 (+7.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 13日に決算を発表。「今期経常を82%上方修正」が好感された。
 乃村工藝社 <9716> が1月13日大引け後(15:00)に決算を発表。22年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の32.8億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の25.5億円→46.5億円(前期は50.1億円)に82.4%上方修正し、減益率が49.1%減→7.2%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒乃村工藝社の詳しい業績推移表を見る

■ファーストリテイリング <9983>  63,400円  +4,260 円 (+7.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 ファーストリテイリング<9983>が急反発している。13日の取引終了後に発表した第1四半期(9~11月)連結決算が、売上高6273億9100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益1194億600万円(同5.6%増)、純利益935億9200万円(同33.0%増)となり、会社側によると計画を大幅に上回ったことが好感されている。国内ユニクロ事業は、前年同期に在宅需要やエアリズムマスクの販売が盛り上がった反動から減収減益となった。ただ海外ユニクロ事業は、中華圏こそ新型コロナウイルス感染に伴う厳しい行動規制の継続で落ち込んだものの、アジア・オセアニア地区、北米、欧州が好調に推移し全体を牽引した。なお、22年8月期通期業績予想は、売上高2兆2000億円(前期比3.1%増)、営業利益2700億円(同8.4%増)、純利益1750億円(同3.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■アイドマHD <7373>  3,050円  +195 円 (+6.8%)  11:30現在
 アイドマ・ホールディングス<7373>が寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、カイ気配で水準を切り上げる展開となっている。法人向け営業戦略の立案・実行・検証などを一括して手掛けるほか、就労支援サイトの運営なども手掛ける。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を捉え、業績は好調に推移している。13日取引終了後に発表した22年8月期第1四半期(21年9~11月)決算は、営業利益が4億900万円と4億円台にのせて着地した。対通期進捗率は34%に達しており、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。

■竹内製作所 <6432>  3,085円  +193 円 (+6.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 竹内製作所<6432>が急反発し、昨年来高値を更新している。13日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を1340億円から1400億円(前期比24.7%増)へ、営業利益を142億円から167億円(同26.4%増)へ、純利益を106億円から125億円(同28.0%増)へ上方修正し、あわせて58円を予定していた期末一括配当予想を68円(前期53円)へ引き上げたことが好感されている。従来予想では、電子部品の供給不足による一部機種の生産・販売台数の減少や、製造コスト並びに海上運賃の増加を見込んでいたが、電子部品の供給不足による生産・販売台数の減少が想定よりも軽度となる見込みであることに加えて、欧米での物流混雑が緩和されつつあることなどが寄与する。また、為替レートが想定よりも円安に推移していることも追い風となるとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1069億200万円(前年同期比30.2%増)、営業利益141億6000万円(同41.0%増)、純利益106億1800万円(同45.3%増)だった。

■ビックカメラ <3048>  1,003円  +59 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ビックカメラ<3048>は大幅反発。同社は13日取引終了後、600万株(発行済み株式総数に対する割合3.41%)もしくは50億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は1月14日から6月30日までで、株主還元及び資本効率の向上と、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行のために行う。あわせて、22年8月期第1四半期(9~11月)連結営業利益は21億8900万円と発表した。上期計画50億円に対する進捗率は43.8%、通期計画157億円に対しては13.9%。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。新型コロナウイルス感染症による影響については、都市部の店舗を中心に営業時間の短縮が続いているほか、一部店舗では臨時休業を継続しているとした。

■サカタのタネ <1377>  3,420円  +175 円 (+5.4%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常を21%上方修正」が好感された。
 サカタのタネ <1377> が1月13日大引け後(15:00)に決算を発表。22年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比6.8%増の61.6億円に伸び、従来の32.4%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の77億円→93億円(前期は100億円)に20.8%上方修正し、減益率が23.6%減→7.7%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒サカタのタネの詳しい業績推移表を見る

■S Foods <2292>  3,610円  +180 円 (+5.3%)  11:30現在
 S Foods<2292>が大幅反発している。13日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を3400億円から3550億円(前期比8.4%増)へ、営業利益を127億円から170億円(同34.8%増)へ、純利益を80億円から115億円(同15.4%増)へ上方修正したことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響による家庭需要の高まりから、小売店向けの販売が引き続き堅調に推移したことに加えて、外食店向けの販売にも回復の兆しがみられることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算は、売上高2622億3800万円(前年同期比8.1%増)、営業利益133億7600万円(同41.2%増)、純利益92億2000万円(同8.7%増)だった。

■セブン&アイ <3382>  5,164円  +243 円 (+4.9%)  11:30現在
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>が急反発している。13日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を8兆3090億円から8兆7220億円(前期比51.2%増)へ、営業利益を3800億円から4000億円(同9.2%増)へ、純利益を1900億円から2150億円(同19.9%増)へ上方修正したことが好感されている。利益の過半を稼ぐ国内コンビニエンスストア事業は苦戦しているものの、昨年5月に米コンビニの「スピードウェイ」を取り込んだ効果もあり、海外コンビニエンスストア事業が計画を上回る見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高6兆1494億円(前年同期比43.8%増)、営業利益3029億2700万円(同6.1%増)、純利益1748億7700万円(同33.5%増)だった。

■3DM <7777>  567円  +23 円 (+4.2%)  11:30現在
 スリー・ディー・マトリックス<7777>は3日続伸。同社は13日取引終了後、欧州の製造委託先であるPharmpur社(ドイツ)と共同開発した新たな製造プロセスを用いた製品について、CEマーク取得のため、欧州医療機器規則(MDR)に則って欧州の第三者認証機関に申請を行ったとの報告を、欧州子会社スリー・ディー・マトリックス・ヨーロッパから受けたと発表した。CEマークは、製品を欧州連合(EU)加盟国へ輸出する際に、安全基準条件(使用者・消費者の健康と安全及び共通利益の確保を守るための条件)を満たすことを証明するマーク。同社はPharmpur社とグローバルな製造委託契約を締結し、米国市場向けの止血材の製造を開始している。今回の申請は、Pharmpur社が製造を開始している米国市場向け製品に続いて、欧州、オーストラリア、中東などのCEマーク適用国市場向け製品について、Pharmpur社と共同開発した新製造プロセスを用いて、製造及び販売を開始することを目的としているとした。

■エスプール <2471>  1,098円  +42 円 (+4.0%)  11:30現在
 エスプール<2471>が大幅反発している。13日の取引終了後に発表した21年11月期連結決算が従来予想を上回って着地したことに加えて、22年11月期も2ケタ営業増益を見込むことが好感されている。21年11月期決算は、売上高248億6200万円(前の期比18.3%増)、営業利益26億6800万円(同19.7%増)、純利益18億8100万円(同19.0%増)となり、従来予想の営業利益25億円を上回った。法定雇用率の引き上げなどの影響もあり、障害者雇用支援サービスが好調に推移したほか、コールセンター業務などの人材アウトソーシングも増収の牽引役となった。続く22年11月期業績予想は、売上高287億7000万円(前期比15.7%増)、営業利益32億円(同19.9%増)、純利益21億3300万円(同13.4%増)と7期連続の営業最高益更新を見込む。人材アウトソーシング事業で需要が堅調なコールセンター業務を中心に着実な成長を目指すほか、業績回復による採用増に加えて法定雇用率引き上げの好影響が続く障害者雇用支援サービスも成長が続く見通し。なお、年間配当は前期比2円増の8円を予定している。

■物語コーポレーション <3097>  6,100円  +30 円 (+0.5%)  11:30現在
 物語コーポレーション<3097>は反発。同社は13日取引終了後、12月度の月次売上高(速報値)を発表し、既存店売上高は前年同月比14.7%増となった。2カ月ぶりの上振れとなった。全店ベースでは同22.6%増だった。焼肉、ラーメン、お好み焼き、ゆず庵、専門店の全部門で前年同月を上振れた。

■日立建機 <6305>  2,970円  -615 円 (-17.2%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 日立建機<6305>が急落。親会社である日立製作所<6501>は保有する日立建機の株式の約半分を売却する方針を固めた、と複数のメディアが報じた。伊藤忠商事<8001>と投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却される見通し。売却額は2000億円規模とみられている。日立による株式売却に伴う需給悪化が警戒されている。

■メディアドゥ <3678>  3,165円  -475 円 (-13.1%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 メディアドゥ<3678>は大幅続落となり、昨年来安値を更新。同社は13日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は22億5000万円(前年同期比4.6%増)、純利益は10億9600万円(同13.3%減)と発表したが、最終減益が嫌気されているようだ。電子書籍流通事業のセグメント利益は前年同期比1.8%減となったが、連結業績の実績は堅調に推移しているとして、通期計画の営業利益30億円(前期比12.6%増)、純利益16億円(同5.3%増)は据え置かれた。

■久光製薬 <4530>  3,640円  -400 円 (-9.9%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 久光製薬<4530>は大幅続落となり、昨年来安値を更新。同社は13日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は69億7300万円(前年同期比14.2%減)と発表した。通期計画107億円(前期比0.3%増)に対する進捗率は65.2%。売上原価率の増加に加えて、販売費及び一般管理費の増加が影響した。一方、連結純利益は62億1800万円(前年同期比8.7%増)だった。通期計画99億円(前期比7.0%増)に対する進捗率は62.8%。投資有価証券売却益を計上したためとしている。

■ティーケーピー <3479>  1,188円  -125 円 (-9.5%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「9-11月期(3Q)経常は赤字転落」が嫌気された。
 ティーケーピー <3479> [東証M] が1月13日大引け後(16:30)に決算を発表。22年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は14.3億円の赤字(前年同期は21.1億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒ティーケーピーの詳しい業績推移表を見る

■ナルミヤ <9275>  1,093円  +150 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ナルミヤ・インターナショナル<9275>は朝方から気配値を切り上げる展開となり、ストップ高の1093円水準でカイ気配となっている。筆頭株主であるワールド<3612>が13日の取引終了後、同社の連結子会社化を目的としてTOBを実施すると発表しており、TOB価格1230円にサヤ寄せする格好となっている。ワールドは現在、ナルミヤ株式を25.00%所有し持ち分法適用関連会社としているが、連結子会社化することで子供服事業を強化するほか、仕入・調達や情報システム・物流面でのシナジーを図るのが狙い。買付予定数は269万930株(下限202万4600株・上限269万930株)で、買付期間は1月14日から2月14日まで。TOB成立後、ワールドの所有割合は51.58%になる予定で、ナルミヤは上場を維持する方針だ。

●ストップ高銘柄
 アーキテクツ <6085>  752円  +101 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 イメージ ワン <2667>  555円  -150 円 (-21.3%) ストップ安   11:30現在
 ウエストHD <1407>  3,695円  -700 円 (-15.9%) ストップ安   11:30現在
 オキサイド <6521>  5,700円  -1,000 円 (-14.9%) ストップ安   11:30現在
 以上、3銘柄

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