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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:田中化研、スクリン、マクドナルド

田中化研 <日足> 「株探」多機能チャートより
■田中化学研究所 <4080>  2,362円  +320 円 (+15.7%)  11:30現在
 田中化学研究所<4080>が急反騰し年初来高値を更新している。リチウムイオン電池の製造・販売を手掛けるスウェーデンのバッテリーベンチャー、ノースボルト社が29日、同社工場でバッテリーセルの組み立てを開始したと発表。ノースボルト社と前駆体製造技術のライセンス及び技術支援契約及び前駆体販売契約を締結している田中化研業績にも貢献が大きいとの見方から買われているようだ。

■RSテクノ <3445>  6,780円  +390 円 (+6.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 RS Technologies<3445>が3日続伸している。29日の取引終了後、中国子会社である有研半導体硅材料(GRITEK)の上海証券取引所の上場申請書類が受理されたと発表しており、これが好材料視されている。上海のハイテク新興企業向け市場「科創板市場」(スターマーケット)への上場に向けた準備の一環。なお、同件は上場が承認されることを保証するものではないとしている。

■ハイデイ日高 <7611>  1,698円  +26 円 (+1.6%)  11:30現在
 ハイデイ日高<7611>が3日続伸している。29日の取引終了後、22年2月期の単独業績予想について、最終利益を10億円から17億5000万円(前期29億4600万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。21年1月以降の時短営業協力金など約57億円を営業外収益として計上する見込みであることが要因としている。ただ、売上高は300億円から270億円(前期比8.7%減)へ、営業損益は28億円の赤字から31億円の赤字(前期27億9900万円の赤字)へ下方修正した。足もとでは営業時間・酒類の提供の短縮要請が解除され消費活動も緩やかな回復傾向にあるものの、新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大もあり、夜間の客数がコロナ以前には戻っていないことに加えて、人手不足により多くの店舗でコロナ前の営業時間に戻すことができない状況が続いていることが要因。また、食材購入単価などの上昇も営業損益を悪化させるとしている。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高184億9300万円(前年同期比18.7%減)、営業利益30億9500万円の赤字(前年同期20億6400万円の赤字)、最終利益7億6200万円(同19億2000万円の赤字)だった。

■スクリン <7735>  12,270円  +160 円 (+1.3%)  11:30現在
 SCREENホールディングス<7735>が反発している。きょう付の日刊工業新聞で、「彦根事業所(滋賀県彦根市)に半導体製造装置(SPE)の新棟を建設し、2022年12月までに稼働する」と報じられており、中期成長への貢献を期待した買いが入っている。記事によると、19年に約90億円を投じて稼働した「Sキューブ3」と同一敷地内に新棟を建設するとあり、新棟は自動化工場とはせず、製造フローを見直す形で生産効率を改善して、洗浄装置などを増産するという。足もとでSPEは旺盛な需要からフル稼働状態にあることから、増産投資を進めるとしている。

■マクドナルド <2702>  5,090円  +40 円 (+0.8%)  11:30現在
 日本マクドナルドホールディングス<2702>がしっかり。この日、休止していた「マックフライポテト」のM及びLサイズの販売を31日午前10時30分に再開すると発表しており、これが好材料視されている。「マックフライポテト」のM及びLサイズについては、同社が北米から輸入しているポテトについて、船便の経由地であるカナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害や、コロナ禍が与える世界的な物流網への混乱の影響による輸入遅延が発生し、原材料の安定的な調達が難しいとして12月24日から休止していた。今回、一部航空便手配などの代替対応により通常販売が可能となるメドがついたことから、予定通り31日に再開するとしている。

■レノバ <9519>  2,076円  +12 円 (+0.6%)  11:30現在
 レノバ<9519>が4日ぶりに反発している。経済産業省及び国土交通省が24日に発表した「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖」「千葉県銚子市沖」における洋上風力発電事業者の選定結果で、持ち分法適用会社が秋田県由利本荘市沖の事業の選定に漏れたことで27日以降急落していたが、29日終値は前週末終値に比べて半値以下となっており、自律反発狙いの買いが入っているようだ。

■Jエスコム <3779>  153円  +50 円 (+48.5%) ストップ高   11:30現在
 ジェイ・エスコムホールディングス<3779>は急動意している。同社はきょう取引開始前に、メタップス<6172>のグループ会社でリワード広告を中心とするITマーケティング事業を行うマフィン(ソウル市)の全株式を9000万円で取得すると発表した。株式取得は22年4月1日を予定。マフィンはその子会社に、デジタルギフト事業を展開するスマートコン(ソウル市)も有している。子会社化により、韓国におけるデジタルギフト事業の経験を生かして、日本での同事業の本格展開を行う方針。また、通販事業、販売支援事業でのクライアントの相互紹介、韓国及び日本での新規事業の創出にも注力するとしている。

■エフ・コード <9211>  8,500円  +1,500 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 エフ・コード<9211>が3日連続でストップ高となっている。前週末24日に新規上場した直近IPO銘柄で、上場初日は値がつかず、2日目の27日に公開価格2020円の3.0倍にあたる6000円で初値をつけた。その27日こそストップ安の5000円で引けたものの28日、29日と連続でストップ高となっており、値動きの良さから短期回転狙いの買いが入っているようだ。同社は十数年にわたって蓄えたCX(顧客体験)領域のデータ解析・ノウハウをコアとして、広範なデジタルサービスを展開することで顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しており、デジタル顧客獲得支援やデジタル顧客育成支援などのサービスを展開。DX関連として注目されているほか、前日終値時点で時価総額が143億円とまだ小さいことから上値期待が高まっているようだ。

■リアルワールド <3691>  1,300円  +106 円 (+8.9%)  11:30現在
 リアルワールド<3691>は大幅続伸。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>がきょう、韓国でデジタルギフト事業を展開するスマートコン(ソウル市)をグループ内に収め、その経験を生かして日本でも同事業の本格展開を行う方針と発表してストップ高まで上昇していることから、デジタルギフト事業を手がけるリアルワルドに思惑的な買いが入っているようだ。リアルワルドは11月8日に、グループ会社であるREAL FINTECHが運営する「RealPayギフト」を、サービスの認知度向上を目的として「デジタルギフト」の商標を取得し、22年1月にサービス名を変更することを発表している。

■グロームHD <8938>  1,197円  +94 円 (+8.5%)  11:30現在
 グローム・ホールディングス<8938>が大幅続伸している。同社は29日、アライアンス先医療機関が保有する病床数が323床増加し5961床になったと発表した。同社は、医療機関に対するコンサルティングや病院の事業計画の立案・実践などのオペレーション業務などを展開しており、アライアンス先医療機関の保有する病床数は重要指標の一つ。上期末時点の5205床から順調に増加していることから、業績への貢献が期待されている。

■まんだらけ <2652>  580円  +18 円 (+3.2%)  11:30現在
 まんだらけ<2652>は3日続伸している。29日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高が、前年同月比4.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。オークション販売やCoCoo(秋葉原)、SAHRA(佐原)などは減少したものの、グランドカオス、中野店、札幌店などが伸長したことが寄与した。

■ビーアンドピー <7804>  1,000円  +10 円 (+1.0%)  11:30現在
 ビーアンドピー<7804>が続伸している。29日の取引終了後に上限を1万株(発行済み株数の0.43%)、または1100万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は21年12月30日から22年2月22日までで、譲渡制限付株式報酬制度を導入するのに伴い、取締役(社外取締役を除く)及び執行役員に対して交付する譲渡制限付株式に充当するためとしている。

■アイロムグループ <2372>  1,641円  -13 円 (-0.8%)  11:30現在
 アイロムグループ<2372>はしっかり。朝方、一時4.8%高の1733円まで買われる場面があった。29日の取引終了後、子会社IDファーマの基盤技術であるセンダイウイルスベクターを用いた抗結核菌ワクチンについて、インドで特許登録を行ったと発表した。このワクチンは、IDファーマが中国の感染症ワクチン開発企業である江蘇瑞科生物技術と共同で開発を進めているもの。同ワクチンの特許登録を行った国は、これまでに日本や米国、中国などがあり、インドは6カ国目となる。

■INEST <3390>  76円  +2 円 (+2.7%)  11:30現在
 29日に発表した「インフルエンサーマッチング提供開始」が買い材料。
 子会社ジョインアップがC Channelと業務提携。店舗コンサルティングサービス「OTOMO」のオプションとしてインフルエンサーマッチングサービスを提供開始。

●ストップ高銘柄
 Jエスコム <3779>  153円  +50 円 (+48.5%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 リボミック <4591>  411円  -100 円 (-19.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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