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【市況】米国株見通し:上げ渋りか、コロナの見方は交錯

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(11時50分現在)

S&P500先物      4,788.30(+1.9)
ナスダック100先物  16,530.80(+42.1)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は20ドル安。NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。


28日の主要3指数はまちまち。ナスダックは5日ぶりにマイナスへ転じたが、ダウは過去最高値を上回る場面もあり、95ドル高の36398ドルで取引を終えた。ハイテク株は前日までの強含みで調整の売りが強まり、下げが目立った。ただ、新型ウイルス・オミクロン株の重症化リスクは和らぎ、来年に向け成長の持続を見込んだ買いが強まった。特に、景気敏感株や消費関連株への買いが相場を支えた。


本日は上げ渋りか。原油相場の堅調地合いを背景に、エネルギー関連への買いは継続しそうだ。7年債入札で金利安に振れればハイテク株は買戻しの可能性も。ただ、コロナ感染への見方は交錯。オミクロン株への過度な懸念は後退した半面、欧州での感染再拡大は深刻化し一段の株買いを抑制しそうだ。また、今晩発表の卸売在庫速報値や中古住宅販売成約指数は前回を下回ると予想され、買いを弱める要因となろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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