【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は先物中心限月で14.45倍に上昇、NTロングによるスプレッド狙いの動き
日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の2万8630円(+0.88%)前後で推移。寄り付きは2万8600円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8560円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後も強い動きを見せており、前場半ばには2万8740円まで上げ幅を広げる場面もあった。ただし、前引けにかけては利食い優勢の流れにより上げ幅を縮めており、2万8650円を挟んだ保ち合いを継続。
日経225先物は寄り付き直後に2万8560円まで上げ幅を縮めたものの、12月のSQ値2万8523円30銭を割り込まなかったこともあって、その後のショートカバーを誘う格好となったようだ。グローベックスの米株先物ではNYダウ先物、ナスダック100先物がいずれも上昇して推移していることもあり、後場も底堅い値動きが期待されよう。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.45倍に上昇。上値抵抗線として意識されている75日移動平均線(14.43倍)を突破し、25日線(14.47倍)水準を捉えてきた。25日線を明確に上放れてくるようだと、NTロングによるスプレッド狙いの動きも入りやすいだろう。
株探ニュース