市場ニュース

戻る
 

【材料】コストコが決算受け上昇 既存店売上高が予想上回る=米国株個別

 コストコ<COST>が上昇。前日引け後に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。

 同社のガランティCFOはアナリストとの説明会で「比較的的を絞った商品選択が在庫維持の上で、多種多様な商品を販売する小売店と比較して有利となり、サプライチェーン問題を管理する上で有利となった」と述べた。それでも、輸入コンテナの約79%が平均51日の遅延を起こしているという。

 アナリストからもポジティブなコメントが聞かれた。今回の既存店売上高の力強い伸びは同社の市場シェア拡大を反映している可能性があると指摘している。また、メンバーシップの更新率にも言及しており、自動更新のほかエグゼクティブメンバーの割合増加が上昇をけん引しているという。これらのメンバーは通常の個人会員のゴールドメンバーを2.5ー3.0倍上回っており、売上高の約70%を占めているという。

(9-11月・第1四半期)
・既存店売上高:9.8%(予想:8.6%)
  米国:9.9%(予想:8.2%)
・1株利益(調整後):2.98ドル(予想:2.61ドル)
・売上高:503.6億ドル(予想:495.5億ドル)
  ウェアハウスクラブ:494.2億ドル(予想:474.5億ドル)
  メンバーシップ手数料:9.46億ドル(予想:9.20億ドル)

(NY時間10:09)
コストコ<COST> 543.62(+19.29 +3.68%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均