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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:中外薬、ルネサス、メドピア

中外薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■中外製薬 <4519>  3,864円  +236 円 (+6.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 中外製薬<4519>が大幅続伸。同社はスイスの製薬大手ロシュ傘下で業績高成長路線を走っている。オミクロン株など変異ウイルスの登場で新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が拭えないなか、EU(欧州連合)の医薬品規制当局であるEMA(欧州医薬品庁)が新型コロナ重症患者向けにロシュの関節リウマチ薬「ロアクテムラ(トシリズマブ)」を治療薬として使用できるように勧告したことが報じられている。同医薬品は欧州でロシュの子会社が販売しているが、中外製薬が開発した「アクテムラ」と同じもので、既に米国では6月にFDA(米食品医薬品局)が新型コロナ治療薬として緊急使用許可を出した経緯がある。今後、欧州でもコロナ薬として使用可能となれば、中外薬の業績への寄与が見込めるとの見方で買いを誘導している。

■ルネサス <6723>  1,498円  +86 円 (+6.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 ルネサスエレクトロニクス<6723>は切り返し急で一時1500円台を回復。マドを開けて大幅高に買われ、1420円近辺にある5日移動平均線と1460円台前半に位置する25日移動平均線をまとめて上抜く力強い足をみせている。同社は車載用マイコンで世界屈指の実力を有する。ここ米国株市場が主導する形で半導体関連銘柄への買い戻しが顕著となっているが、相対的に出遅れていた同社株にもリターンリバーサル狙いの買いが集まった。自動車向け産業向けともに受注残は豊富で、大手自動車メーカーの生産回復のメドが立つなか、来年に向け引き続き好調な事業環境が見込めるとの思惑が強まっている。21年12月期営業利益は会社側では非開示ながら前期比3倍となる2000億円弱に達するのではないかとの見方も強い。

■日本エム・ディ・エム <7600>  2,039円  +104 円 (+5.4%)  11:30現在
 7日に発表した「三井化学と資本業務提携」が買い材料。
 三井化学 <4183> と資本業務提携。日本特殊陶業 <5334> との提携は解消する。特殊陶が保有する日本MDM株を三井化学がすべて取得する。

■メドピア <6095>  4,140円  +165 円 (+4.2%)  11:30現在
 メドピア<6095>が続伸している。午前10時ごろ、子会社Mediplatが、「Tカード」の購買データなどをもとにマーケティング・ソリューション事業を展開するCCCマーケティング(東京都渋谷区)と、ヘルスケア領域における共同事業の展開を目的とした業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視されている。今回の提携は、メドピアグループがこれまで蓄積してきたヘルスケアサービスの開発・運用ノウハウと、CCCマーケティンググループが有する購買データやポイントプログラムのノウハウを掛け合わせ、付加価値が高い新たな事業を創出するのが狙い。共同事業の第1弾として、T会員向けに毎日歩いた歩数に応じてTポイントに変換できるマイルが貯まる「歩数記録アプリ」を22年春に開始する予定としている。

■山一電機 <6941>  2,350円  +83 円 (+3.7%)  11:30現在
 山一電機<6941>が5日移動平均線を足場にマドを開けて続伸。一時97円高の2364円まで上昇し、11月22日につけた年初来高値2400円奪回を視野に捉えている。半導体関連の一角で主に検査用として使うICソケットを製造販売しているが、世界的な半導体メーカーの増産設備投資需要を追い風に業績は極めて好調に推移している。中期計画として25年度までに98年3月期に達成した過去最高営業利益50億2200万円の更新を目指す目標を掲げていたが、今3月期は期中2回にわたる上方修正を経て営業利益56億円(前期比75%増)を見込んでおり、大幅に前倒し達成となる。PERも割安で上値余地の大きさが意識されている。

■ソニーグループ <6758>  14,295円  +310 円 (+2.2%)  11:30現在
 ソニーグループ<6758>が続伸、上げ幅こそ限定的だが、1万4000円に位置する25日移動平均線をマドを開けて上回りトレンド転換を示唆している。同社株は海外投資家からの注目度も高く、継続的な実需買いが観測されており、日経平均が波乱展開を強いられた11月下旬から12月にかけても相対的に底堅い値動きで、チャートに崩れがみられなかった。TSMC<TSM>の日本での半導体工場建設で連携していることや、「スマートフォンの多眼化や自動運転車の普及局面を前に、世界シェアの約半分を占めるCMOSイメージセンサーへの評価が高い」(中堅証券ストラテジスト)という。

■そーせいグループ <4565>  2,052円  +44 円 (+2.2%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>は続伸。同社は7日取引終了後、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などが立ち上げた新型コロナウイルス感染症の治療推進プロジェクトである「アクセラレーター」を通じて、ウェルカム財団から助成金を受領したと発表した。ウェルカム財団は、すべての人が直面している喫緊の健康課題を解決するための科学振興を支援している組織。この資金は新型コロナの治療を目的に、SARS-CoV-2(新型コロナの原因であるウイルス)の複製に必須な酵素であるSARS-CoV-2メインプロテアーゼ(Mpro)を標的とする、そーせいの新規かつ低分子の経口抗ウイルス薬候補の前臨床開発を進めるために活用される。そーせいではウェルカム財団からの資金を活用して、薬剤候補のうち最も前進している「SH-879」及びその他の候補化合物の前臨床試験による開発を加速させ、投与方法の利便性が高く、かつ他の抗ウイルス剤との併用の必要がない単一の臨床開発候補物質の選定を目指すとしている。

■村田製作所 <6981>  8,692円  +176 円 (+2.1%)  11:30現在
 村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、京セラ<6971>、TDK<6762>、ローム<6963>など大手電子部品メーカーが揃って買われている。前日の米国株市場ではアナリストの目標株価引き上げを好感したアップル<AAPL>が物色人気を集め全体相場を牽引、同社株は12月1日に上ヒゲでつけた高値を陽線で上回り上場来高値に買われた。アップルの有力サプライヤーである日本の大手電子部品メーカーもこの流れを受け、海外機関投資家などの買いを呼び込み上値を指向している。

■東京エレクトロン <8035>  62,400円  +1,210 円 (+2.0%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が一斉高に買われている。米国株市場ではここ半導体セクターに対する強弱観が対立し、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4000大台手前でもみ合いを続けていたが、前日に約5%の急騰をみせ、一時4000大台に乗せる場面があった。終値では3988.748とわずかに届かなかったが、史上最高値を更新している。個別銘柄も画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が8%の上昇をみせたほか、半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>も6.5%高に買われるなど、主力銘柄に値を飛ばすものが目立った。相対的に出遅れる東京市場の半導体製造装置関連株もこれに連動する形で急速に上値を指向している。

■塩野義製薬 <4507>  7,635円  +85 円 (+1.1%)  11:30現在
 塩野義製薬<4507>は続伸。同社は7日取引終了後、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の下水疫学調査における変異解析サービスを開始したと発表した。同社は自治体の下水処理場への流入下水を対象とした「SARS-CoV-2」の定量的測定サービスを6月から行っている。今回開始した変異解析サービスでは定量的測定に加えて、下水中にどのような変異株が含まれているのかを検出することで、対象地域における変異株の発生や蔓延状況の把握に貢献する。アルファ株、デルタ株など既存の変異株に加え、オミクロン株についても検出可能な技術として開発しているとした。

■アース製薬 <4985>  6,500円  +70 円 (+1.1%)  11:30現在
 アース製薬<4985>は続伸。7日の取引終了後、上限を2万2000株(発行済み株数の0.09%)、または1億4146万円とする自社株を、8日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されている。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■三菱UFJ <8306>  637.7円  +2.6 円 (+0.4%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が堅調。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株についてバイデン米大統領が重症化リスクが限定的であることに言及、これを受けて経済に与える影響がそれほど大きくないという認識が広がり、前日の米債券市場では米長期金利が上昇した。10年債利回りは終値ベースで1.47%台まで水準を切り上げた。これを背景に米国株市場ではゴールドマン・サックス<GS>をはじめ大手金融株が軒並み上昇し全体相場の押し上げに寄与、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。

■くら寿司 <2695>  3,655円  -70 円 (-1.9%)  11:30現在
 くら寿司<2695>は前日終値を挟んでもみ合い。同社は7日取引終了後、22年10月期連結業績予想について、売上高1888億6900万円(前期比28.0%増)、営業利益28億2700万円(前期は26億7800万円の赤字)、純利益28億7800万円(前期比51.4%増)、年間配当は20円(前期20円)と開示し、営業黒字へ転換する見通しが好感されているようだ。あわせて発表した21年10月期連結売上高は1475億9200万円(前の期比8.7%増)と過去最高を更新した。「スマートくら寿司」など感染症対策を行ったこともあり、21年10月期の既存店売上高はコロナ禍前の19年10月期の水準まで回復。緊急事態宣言が解除された10月以降は営業制限の緩和に伴い、売り上げは回復基調にあるとしている。

■アイル <3854>  1,661円  -9 円 (-0.5%)  11:30現在
 アイル<3854>は反落。同社は7日取引終了後、22年7月期第1四半期(8~10月)連結営業利益は3億3400万円だったと発表した。上期計画7億5900万円に対する進捗率は44.0%、通期計画20億円に対しては16.7%にとどまった。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、前年との比較は記載されていない。主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力強化を業種別に継続して進め、パートナー企業との販売面での連携を行ったことなどによって、受注は堅調に推移した。一方、収益面では新型コロナウイルスの影響に伴う検収時期の変更によって前年同期の売上高が増加していたため、その反動が出た。なお、同社では、第1四半期業績はおおむね予想の範囲内で推移したとしている。

■アールプランナー <2983>  9,850円  +730 円 (+8.0%)  11:30現在
 アールプランナー<2983>が急伸。同社は7日取引終了後、太陽光発電で作られた電気を自宅で貯めることができる米テスラ<TSLA>の家庭用蓄電池「Powerwall」の取り扱いを開始したと発表した。「断熱」性能の高い家に「省エネ」と「創エネ」を組み合わせ、家のエネルギー収支ゼロ以下を目指した「ZEH(ゼッチ)」住宅向け太陽光発電と組み合わせることで、雨天時や夜間でも太陽光発電で作られた電気を利用できる蓄電池。停電時は1台で住宅全体の電気をバックアップすることも可能。蓄電容量は13.5キロワット時、最高出力は7キロワット(ピーク)/5キロワット(連続運転)としている。

●ストップ高銘柄
 東京ソワール <8040>  1,115円  +150 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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