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【市況】8日の株式相場見通し=続伸、世界同時株高局面でリスクオン継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京株式市場は、主力株中心にリスクを取る動きが継続し日経平均株価は続伸しそうだ。前日の欧米株市場は全面高商状で、世界同時株高の様相となった。米国株市場では、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大に対する警戒感が後退し、景気敏感株を買い戻す動きが一段と強まり、NYダウは一時600ドル近い上昇をみせた。バイデン米大統領がオミクロン株について従来型と比較して重症化しにくい可能性に言及、これが市場のセンチメントを強気に傾けている。また、ハイテク株にも幅広く買いが流入し、これまでNYダウと比べ戻り足が鈍かったナスダック総合指数も続急騰となった。これを受け東京市場では日経平均が2万8000円台後半に水準を切り上げ、2万9000円台を視界に捉える場面もありそうだ。ただ一方、前日の欧米株に先立って日経平均は500円を超える上昇をみせていたこともあり、買い一巡後は目先筋の利益確定売りなどで上げ幅を縮小する可能性がある。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比492ドル40セント高の3万5719ドル43セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同461.763ポイント高の1万5686.916だった。

 日程面では、きょうは7~9月期GDP2次速報、10月の国際収支、11月の景気ウォッチャー調査など。海外ではインド中銀、ポーランド中銀、ブラジル中銀などが政策金利を発表する。

出所:MINKABU PRESS

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