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【材料】<動意株・7日>(前引け)=IMV、日本ハウス、システムディ

IMV <日足> 「株探」多機能チャートより
 IMV<7760>=急速人気化で一時ストップ高。同社は自動車業界向けを主力に振動試験装置や計測器を販売、受託試験サービスにも展開している。車載用リチウムイオン2次電池の充放電の性能試験などでも実績が高く、今後は世界的な電気自動車(EV)シフトのなかビジネスチャンスが一段と拡大するとの思惑も根強い。成長戦略にも前向きに取り組み、24年9月期に売上高146億円(21年9月期実績は115億7600万円)、営業利益15億円(同10億6700万円)を目指す中期計画も開示している。きょうの同社株の急騰について市場では「EV関連で株価は底値圏にあり、500円前後という値ごろ感から個人投資家の物色対象として人気素地があった。前週末3日付で岩井コスモが同社株の投資判断をリリース、レーティング最上位で目標株価600円に設定していたことも、全体地合いの改善を受けて見直されたようだ」(準大手証券ストラテジスト)としている。

 日本ハウスホールディングス<1873>=一時ストップ高。6日の取引終了後、集計中の21年10月期連結業績について、売上高が363億円から371億4000万円(前の期比4.6%減)へ、営業利益が18億6000万円から27億円(同66.7%増)へ、純利益が9億円から16億円(同2.0倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。住宅事業における工程管理の徹底による完成工事高の増加や、人件費・旅費交通費の節減などによる販管費の減少などにより、売上高・営業利益が予想を上回ったとしている。また、3円を予定していた期末配当を10円に引き上げると発表した。同時に、12月13日付で自社株596万4842株(発行済み株数の12.97%)を消却すると発表しており、これも好材料視されている。消却後の発行済み株数は4000万株となる予定だ。

 システム ディ<3804>=急動意。6日の取引終了後、地方公共団体向けに提供している公会計システム「PPP(トリプル・ピー)Ver.5新統一基準対応版」について、全国自治体の過半数となる899自治体に採用されたと発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。あわせて、公立小中高校向け校務支援システム「School Engine」が新たに北海道、愛知県、新潟県のすべての県立高校や特別支援学校など(約500校)に導入されることが決定したと発表。サービス開始は2022年4月を予定している。今回の3道県へのサービス提供により、国内にある全ての公立高校約3500校のうち、約1600校の公立高校で同システムが稼働することになるという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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