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【市況】6日の株式相場見通し=反落、米ナスダック安と円高を警戒

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京株式市場は、日経平均は反落する公算が大きい。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が300ポイント近い下げをみせたことから、東京市場でもリスク回避の売り圧力が強まりそうだ。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が経済活動に与える影響が引き続き警戒されているほか、米国株市場ではFRBによるテーパリングが加速することへの警戒感が買い手控え要因となっている。足もとの米10年債利回りは1.3%台半ばまで急低下しているものの、パウエルFRB議長のコメントがタカ派寄りに傾いていることを背景にハイテク株セクターが軟調な動きとなっていることは気がかり。外国為替市場で円高が進み1ドル=112円台後半で推移していることもネガティブ材料で、ビットコイン価格の急落などもリスクオフムードを助長する。国内ではきょう臨時国会が召集され、岸田首相が所信表明演説を行うがあまり材料視されない可能性が高い。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比59ドル71セント安の3万4580ドル08セントと小幅反落。ナスダック総合株価指数は同295.848ポイント安の1万5085.472だった。

 日程面では、きょうは臨時国会の召集、11月の輸入車販売など。なお、タイ市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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