【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (11月29日記)
伊藤智洋(テクニカルアナリスト)
日経平均株価は、10月6日の安値2万7293円が底値となって、上昇の流れへ入っているなら、10月20日以降の動きが上昇途中のもちあいの動きだと考えられます。
その場合、11月16日以降の下げは、最初の下げ場面でつけた10月25日の安値2万8472円が意識される動きになると考えられます。
26日の夜間取引で、225先物期近が2万7850円で引けているため、本日の日経平均株価は、2万8472円を大きく下回る値位置から始まる公算です。
11月16日以降の下げが、上昇途中の調整の動きに過ぎないなら、本日は、2万8472円まで、一気に値を戻す動きになると考えられます。
一方で、11月16日の高値2万9960円が戻り高値となって、現在が10月6日の安値2万7293円割れを目指す動きへ入っているなら、本日は、寄り付き後の価格が上昇しても、寄り付き値で開けたギャップを埋められず、下値を試す動きへ入ると考えられます。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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