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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):旭化成、フロンテオ、神戸物産

フロンテオ <日足> 「株探」多機能チャートより
■フューチャー <4722>  4,280円  +285 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 フューチャー<4722>が大幅反発。24日の取引終了後に、12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■旭化成 <3407>  1,164円  +40.5 円 (+3.6%)  本日終値
 旭化成<3407>が大幅高で3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「旭化成は2025年に再生可能エネルギー由来の電気で水素を作ることができる装置を商用化する」と報じられており、これを材料視する買いが向かった。記事によると、世界最大級の水素製造装置で、製造する水素価格を30年に1キログラム330円と現在の流通価格の約3分の1へ引き下げを目指すという。水素を活用した事業の採算が見込みやすくなり、脱炭素のカギを握るとされる水素供給網の整備が進む可能性があるとしている。

■FRONTEO <2158>  4,595円  +150 円 (+3.4%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が大幅に3日続伸、年初来高値を更新した。同社は24日取引終了後に「事業計画及び成長可能性に関する事項」を発表し、その中で人工知能(AI)関連の拡大などによって連結売上高300億円(22年3月期の計画は112億円)、連結営業利益60億円(同18億円)への成長イメージを示しており、意欲的と好感されたようだ。同社ではAIサービス売上高は着実に成長すると想定。4月より臨床試験を開始した会話型認知症診断支援AIプログラムについては22年3月に臨床試験の終了、23年4月に製造承認を得て、23年5月の販売開始を計画。また、看護記録から骨折発生の可能性のある患者を3日前に予測する「骨折スクリーニングAIプログラム」については医療機器としての承認・上市を目指しており、25年4月の販売開始を見込むとしている。

■神戸物産 <3038>  4,370円  +135 円 (+3.2%)  本日終値
 神戸物産<3038>が続伸。今週明け22日に利食い急ぎの動きが表面化し株価は大陰線を引いたが、下値では大口の買いが受けとめる形で25日移動平均線を足場に切り返しが鮮明だ。低価格を売り物とする食材販売の「業務スーパー」を展開し、コロナ禍でも業績は大幅増収増益基調を続けている。月次ベースでの売り上げも好調だ。24日取引終了後に発表した、10月の単体売上高は前年同月比14.8%増の337億円と6カ月連続で前年同月を上回った。これが株価の戻り足を後押しする形となっている。

■塩野義製薬 <4507>  8,315円  +246 円 (+3.1%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>が大幅反発し、年初来高値を更新した。同社はきょう取引開始前に、ベトナム保健省と新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策に関する基本合意書を締結したと発表しており、これを材料視した買いも入ったようだ。基本合意に基づき、ベトナム保健省などと新型コロナを含む感染症対策に関する協力体制について協議を進める方針。当面の課題である新型コロナ対策においては、塩野義が開発中のワクチンや経口治療薬のベトナムでの臨床試験促進、及び塩野義によるベトナムへのワクチンの製造技術移管への協力などについて具体的な協議を行うとしている。

■しまむら <8227>  10,320円  +290 円 (+2.9%)  本日終値
 しまむら<8227>は4日続伸。24日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比4.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。月度上旬と下旬の冷え込みで冬物が売り上げを伸ばしたほか、チラシで打ち出したトレンド商品やキャラクター商品も好調だった。また、ミセス・シニア向け商品の売れ行きもアウター衣料や靴・バックで復調傾向になった。なお、全店売上高は同4.2%増だった。

■GSユアサ <6674>  2,480円  +69 円 (+2.9%)  本日終値
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)」から「オーバーウエート(強気)」に引き上げるとともに、目標株価を2680円から3050円へ増額しており、これが材料視された。レポートでは、評価ポイントとして(1)製品価格引き上げ、製品構成改善、のれん代一巡などで業績は22年3月期を底に大幅回復が見込まれること、(2)会社側は電気自動車(EV)用リチウムイオン電池へ本格参入する意向を第2四半期決算説明会で改めて強調しており、株式市場でも同事業に対する中期成長期待が更に高まる可能性が高いこと、(3)22年3月期業績予想の下方修正で当面の悪材料が出尽くしたと考えられることを挙げている。

■IIJ <3774>  4,955円  +130 円 (+2.7%)  本日終値
 インターネットイニシアティブ<3774>が反発し、年初来高値を更新。同社子会社のIIJエンジニアリングはきょう、会話型AIソフトウェアを手がけている米コア・エーアイの日本法人であるコア・エーアイ・ジャパン(東京都港区)とサポート業務委託契約を締結したと発表。コア・エーアイは20年10月に日本法人を設立し、コンタクトセンターや社内のIT、経理、人事など、社内外からの問い合わせに関する対応や業務自動化などの分野でビジネスを拡大している企業。IIJエンジニアリングはコア・エーアイ製品ユーザー向けのサポート窓口を開設し、きょうから業務を開始したとしている。

■ラウンドワン <4680>  1,432円  +37 円 (+2.7%)  本日終値
 ラウンドワン<4680>が続伸。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価は1650円から1700円に引き上げた。第2四半期累計(4~9月)の連結経常損益は25億4400万円の赤字(前年同期は141億7300万円の赤字)と会社計画に未達も、赤字幅は大幅に縮小した。日本国内では9月末に緊急事態宣言が解除され、10月の国内既存店売上高は一昨年比9.6%減まで回復している。また、米国では消費が活発化し10月の既存店売上高は同21%増と好調。中国では10月に2号店を出店しており、今後は海外展開加速が成長ドライバーになるとみている。同証券では22年3月通期の同損益は会社計画の63億2000万円の黒字に対して65億円の黒字(前期は198億1100万円の赤字)を予想。23年3月期の同損益は120億円の黒字を見込んでいる。

■INPEX <1605>  974円  +19 円 (+2.0%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が続伸。原油価格の抑制を目的にバイデン米政権は23日、戦略石油備蓄を放出すると発表した。日本政府も石油の国家備蓄を放出する方針を明らかにした。ただ、この石油備蓄放出に対しては「放出規模が小さい」などの見方もあり、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格は下げ止まりから上値を試す動きも見せている。特に、12月2日にはサウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどで構成される「OPECプラス」の閣僚級会合が開催される。同会合では石油消費国への対抗策として、増産方針が見直される可能性があるとの見方もあり、原油相場は思惑が錯綜する展開となっている。

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