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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後は利食い優勢ながらもショートは仕掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万9670円(-0.33%)前後で推移。寄り付きは2万9880円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9825円)を上回る格好から買い先行で始まり、開始直後には2万9920円まで上昇幅を広げた。ただし、買い一巡後に利食いの動きが強まると、前場半ばには下落に転じている。いったんは前日終値水準でもみ合う場面もみられたものの、前引けにかけて下落幅を広げ、一時2万9620円まで下げている。

 買い一巡後は利食い優勢となったが、寄り付き直後の動きで前日の高値2万9970円を捉えることができなかった時点で、ロングサイドによる利益確定に向かわせたようだ。もっとも、強弱感の対立しやすい水準であり、利食いの動きは想定内だろう。反対に5日移動平均線水準まで調整したことから、同線を支持線としたロングの動きが意識されてくる。

 また、日経平均株価は3ケタの下落ながらも、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>が下支えしているなかでは、ショートは仕掛けづらい。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.57倍まで上昇する場面もみられた。足元でのレンジ推移ではあるものの、NTロングによるスプレッド狙いの動きも次第に意識されてきそうだ。

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