日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
15日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢の展開となり、日経平均株価は3日続伸となる公算が大きい。前週末の米国株市場では企業の市場コンセンサスを上回る決算発表が相次いでいることを背景に、NYダウが4日ぶりに切り返しに転じた。また、ハイテクセクターに買いが目立つなかナスダック総合指数が続伸、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数も続伸と主要指数は総じて上昇しており、東京市場にもこのリスクオンの流れが波及しそうだ。日経平均は前週後半から戻り歩調を強め、前週末は330円あまりの上昇をみせた。きょうはその分上値は限られそうだが、2万9000円台後半で頑強な値動きが予想される。個別では企業の決算発表が前週末でほぼ一巡したが、発表した社数は1日単位では最も多く、これを受けて好決算銘柄を中心に物色の矛先が向かいそうだ。
12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比179ドル08セント高の3万6100ドル31セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同156.677ポイント高の1万5860.958だった。
日程面では、きょうは7~9月期の国内GDP速報値、9月の鉱工業生産確報値など。海外では10月の中国小売売上高、10月の工業生産高、10月の中国都市部固定資産投資、10月の中国不動産開発投資、9月のユーロ圏貿易収支、11月のニューヨーク連銀製造業景況指数など。
出所:
MINKABU PRESS