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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 MRT、フェローテク、スノーピーク (12日大引け後 発表分)

MRT <日足> 「株探」多機能チャートより

 12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 MRT <6034> [東証M]  ★今期最終を2.7倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年12月期の連結最終利益を従来予想の2億7500万円(予想レンジ中値)→7億5000万円に2.7倍上方修正。増益率が2.1倍→5.7倍に拡大し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルスワクチン接種に係る医療従事者の紹介件数が想定以上に伸び、売上高が計画を大幅に上回ることが利益を押し上げる。人材募集コストの削減も上振れにつながる。

 すかいらーく <3197>   ★今期最終を25倍上方修正、2期ぶり14円で復配へ
 ◆21年12月期の連結最終損益を従来予想の4億円の黒字→100億円の黒字(前期は172億円の赤字)に25倍上方修正した。営業時間短縮・酒類販売制限の長期化を受け、売上高は計画を下回るものの、継続的なコスト削減に加え、時短協力金の計上が想定を大きく上回ることが利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、従来未定としていた期末一括配当を14円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

 内外テック <3374> [JQ]  ★今期経常を27%上方修正・21期ぶり最高益、配当も16円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の13.8億円→17.5億円に27.0%上方修正。増益率が33.1%増→69.0%増に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。5Gの普及やデータセンター向けなど旺盛な半導体需要を背景とする半導体メーカーの積極的な設備投資が継続し、売上高が計画を19.8%も上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の67円→83円(前期は62円)に増額修正した。

 ホットリンク <3680> [東証M]  ★今期最終を3.4倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年12月期の連結最終利益を従来予想の1億6700万円→5億6600万円に3.4倍上方修正。増益率が9.3倍→31倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。クロスバウンド事業で越境ECプラットフォームの新サービスが想定より大きく伸びることが寄与。投資有価証券評価益が大幅に増加することも利益を押し上げる。

 日本一ソフト <3851> [JQ]  ★今期経常を一転15%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の12.9億円に急拡大し、従来予想の8.6億円を上回って着地。国内市場、海外市場ともに、新作タイトルと過去作のリピート販売が想定以上に好調だったことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の10.5億円→14.7億円に39.5%上方修正。従来の17.7%減益予想から一転して14.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 北越コーポ <3865>   ★今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→250億円に25.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.6倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。海外におけるパルプ販売が堅調に推移していることが上振れの要因。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→24円(前期は14円)に大幅増額修正した。

 エネチェンジ <4169> [東証M]  ★1-9月期(3Q累計)経常は2.4倍増益、株式分割も発表
 ◆21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の1.3億円に急拡大して着地。電力切り替え需要が拡大するなか、主力のエネルギープラットフォーム事業でパートナー数の増加やオンラインチャネルの利用拡大を背景に、家庭、法人ともに切り替え件数が伸びたことが寄与。
  同時に、12月末現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。

 CCT <4371> [東証M]  ★今期経常を52%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.5億円→5.3億円に52.0%上方修正。増益率が87.2%増→2.8倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。DX支援サービスで新規顧客から大口案件を受注したほか、IT人材調達支援サービスでは既存顧客との取引拡大や新規顧客開拓が進展し、売上高が計画を上回ることが寄与。補助金収入の増加や上場関連費用の削減も利益を押し上げる。

 EAJ <6063> [JQ]  ★今期経常は10期ぶり最高益、2期ぶり10円で復配へ
 ◆21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比5.4倍の1億8900万円に急拡大して着地。厚生労働省から受託した「入国者等健康フォローアップセンター業務」が順調に進捗し、63.9%の大幅増収を達成した。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比230倍の2億3000万円(予想レンジ中値)を見込み、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。また、未定としていた期末一括配当を10円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

 不二精機 <6400> [JQ]  ★今期経常を37%上方修正、配当も5円増額
 ◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の4億0300万円→5億5400万円に37.5%上方修正。増益率が2.8倍→3.9倍に拡大する見通しとなった。注射器などの医療用関連向け金型や東南アジアを中心とする自動車関連部品の出荷が想定より伸びることが寄与。工場稼働率の向上に加え、為替差益の発生も利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。

 トムソン <6480>   ★今期経常を49%上方修正、配当も2円増額
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は25.3億円の黒字(前年同期は7.5億円の赤字)に浮上し、従来予想の14億円の黒字を上回って着地。半導体製造装置などのエレクトロニクス関連機器や工作機械向けの販売が伸びたことが寄与。円安によるプラス効果も上振れの要因となった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→55億円に48.6%上方修正。増益率が16倍→24倍に拡大する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の11円→13円(前期は8円)に増額修正した。

 PHCHD <6523>   ★今期最終を一転41%増益・最高益に上方修正、配当も16円増額
 ◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の135億円→238億円に76.5%上方修正。従来の20.0%減益予想から一転して41.1%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルスワクチン保存用の超低温フリーザーや国内におけるPCR検査の需要が想定を上回ることが寄与。非支配持ち分を有する上場会社であるセンシオニックスへの転換権付貸付金に対する公正価値評価の影響も上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の22円→38円(前期は無配)に大幅増額修正した。

 フェローテク <6890> [JQ]  ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→235億円に17.5%上方修正。増益率が2.4倍→2.9倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。半導体マテリアル製品、精密再生洗浄サービス、パワー半導体基板などの増収効果が寄与する。また、半導体ウエーハ事業子会社の持ち分法適用関連会社への移行に伴う費用減少に加え、為替差益の発生も利益を押し上げる。

 ゆうちょ銀 <7182>   ★今期経常を一転23%増益に上方修正、配当も7円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の3550億円→4850億円に36.6%上方修正。従来の9.9%減益予想から一転して23.0%増益見通しとなった。外債投資信託やプライベートエクイティファンドの収益が増加し、資金運用収益が想定を上回ることが要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→47円(前期は50円)に増額修正した。
  併せて、株主優待制度を導入すると発表。3月末に500株以上を保有する株主に、オリジナルカタログ(3000円相当のコース)に掲載の商品を贈呈する。

 全研本社 <7371> [東証M]  ★今期経常を26%上方修正、最高益予想を上乗せ
 ◆22年6月期の連結経常利益を従来予想の14億円→17.6億円に25.9%上方修正。増益率が6.1%増→33.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。子会社サイシードが開発した新型コロナウイルスワクチン接種専用予約管理システムの利用団体が増加し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 寿屋 <7809> [JQ]  ★今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆22年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の11.7億円→16.7億円に42.7%上方修正。増益率が18.3%増→68.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。自社IP製品プラモデル「メガミデバイス」シリーズなどが好調に推移することに加え、中国市場を中心とするアジア圏の旺盛な需要が追い風となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→60円(前期は40円)に増額修正した。

 スノーピーク <7816>   ★今期経常最高益予想を24%上乗せ、株式分割も発表
 ◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の30.5億円→37.7億円に23.6%上方修正。増益率が96.6%増→2.4倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。世界的な自然指向の高まりを追い風に、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
  同時に、11月末現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。

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