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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):三越伊勢丹、イーレックス、デクセリ

三越伊勢丹 <日足> 「株探」多機能チャートより
■リゾートトラスト <4681>  2,181円  +124 円 (+6.0%)  本日終値
 リゾートトラスト<4681>は大幅続伸で年初来高値を更新。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を70億円から80億円(前期比45.6%減)へ、純利益を47億円から70億円(前期102億1300万円の赤字)へ上方修正した。上期において新型コロナウイルス感染症の影響でホテルなどの稼働が低下し売上高は1582億円から1530億円(同8.7%減)へ下方修正した。ただ、ホテル会員権、メディカル会員権の販売が好調に推移しているほか、助成金など営業外収益の計上が見込まれることが利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高764億3000万円(前年同期比11.4%減)、営業利益51億3200万円(同48.6%減)、純利益54億800万円(同5.1%減)だった。

■ユーザーローカル <3984>  1,977円  +111 円 (+6.0%)  本日終値
 10日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は22%増益で着地」が好感された。
 ユーザーローカル <3984> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.7%増の2.5億円に伸び、通期計画の9.8億円に対する進捗率は26.2%となり、4年平均の26.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ユーザーローカルの詳しい業績推移表を見る

■ミマキエンジニアリング <6638>  1,050円  +54 円 (+5.4%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常が黒字浮上で着地・7-9月期も黒字浮上」が好感された。
 ミマキエンジニアリング <6638> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は17億円の黒字(前年同期は13.7億円の赤字)に浮上し、通期計画の25.2億円に対する進捗率は67.5%に達し、5年平均の47.5%も上回った。
  ⇒⇒ミマキエンジニアリングの詳しい業績推移表を見る

■西尾レントオール <9699>  2,886円  +140 円 (+5.1%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期経常は3%増益、前期配当を5円増額・今期は13円増配へ」が好感された。
 西尾レントオール <9699> が11月10日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期の連結経常利益は前の期比22.1%増の134億円になり、22年9月期も前期比2.9%増の138億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を80円→85円(前の期は77円)に増額し、今期も前期比13円増の98円に増配する方針とした。
  ⇒⇒西尾レントオールの詳しい業績推移表を見る

■三越伊勢丹 <3099>  877円  +41 円 (+4.9%)  本日終値
 三越伊勢丹ホールディングス<3099>は大幅高で3日ぶりに反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結最終損益は30億円の黒字(前期は410億7800万円の赤字)になりそうだと発表。前回予想の10億円の黒字を大幅に上方修正する形となり、これが好材料視された。4月以降の緊急事態宣言に伴う休業などの影響で売上高は計画を下回るものの、上期に更なる経費構造改革を進めたほか、関係会社株式売却益を特別利益に計上したことが最終利益を押し上げる。あわせて、25年3月期に最終利益280億円を目標とする中期経営計画を発表している。

■イーレックス <9517>  2,496円  +116 円 (+4.9%)  本日終値
 イーレックス<9517>が大幅高で4日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2021年4~9月期の連結経常利益は、前年同期比4割増の65億円程度となったもようだ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、島津製作所<7701>や上新電機<8173>などに、再生可能エネルギー由来の電力供給を始めたことが寄与したほか、電力小売りを手掛ける子会社エバーグリーン・マーケティングの販売電力量が伸びたという。なお、決算発表は11日を予定している。

■KNTCT <9726>  1,786円  +73 円 (+4.3%)  本日終値
 KNT-CTホールディングス<9726>が3日ぶりに急反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結経常損益を従来予想の141億円の赤字から115億円の赤字(前期は167億2700万円の赤字)に上方修正すると発表しており、これが好感された。足もとの旅行需要の回復が想定より遅く、今後も新型コロナウイルスの感染拡大第6波の懸念が払拭できないため、売上高は前回予想の1800億円から1500億円へ下方修正した。一方、販管費削減の進捗状況や雇用調整助成金などの計上を考慮し、利益見通しは引き上げた。

■エラン <6099>  1,255円  +49 円 (+4.1%)  本日終値
 エラン<6099>は後場上げ幅を拡大。きょう昼ごろに発表した21年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結経常利益は前年同期比40.3%増の21億7500万円で着地した。あわせて、通期の同利益を従来予想の25億2000万円から27億2000万円(前期比26.6%増)へ上方修正しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の再拡大や緊急事態宣言の期間延長などの影響から、病院や介護施設の利用者に衣類・タオルのレンタルと日用品を提供する「CSセット」の需要が増加し、導入施設における利用申し込みが継続して堅調に推移していることが上振れの要因となる。また、コロナ禍の影響で販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

■デクセリアルズ <4980>  3,435円  +125 円 (+3.8%)  本日終値
 デクセリアルズ<4980>が一時5%超上昇し、上場来高値を更新した。同社はきょう、高い熱伝導率と柔軟性を両立した熱伝導シート シリコーンタイプ「ZX11N」を製品化し、販売を開始したと発表。これが材料視されたようだ。この製品は、長期信頼性に優れ、長期間の使用でも劣化や性能低下が少ないのが特長。5G基地局やデータセンター、自動車の自動運転の情報処理を担うICチップの放熱用途に適しているという。

■森永製菓 <2201>  3,985円  +115 円 (+3.0%)  本日終値
 森永製菓<2201>は5日ぶりに反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1750億円から1792億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を170億円から180億円(同6.1%減)へ、純利益を117億円から128億円(同4.6%減)へ上方修正したことが好感された。上期において、健康部門の売上高が予想を上回って好調に推移していることが要因としている。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高934億2200万円(前年同期比10.0%増)、営業利益131億8800万円(同14.2%増)、純利益95億4400万円(同14.7%増)だった。

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