市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:NYダウ112ドル安、インフレを警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反落。ダウ平均は112.24ドル安の36319.98ドル、ナスダックは95.82ポイント安の15886.54で取引を終了した。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレ警戒感に伴う売りに、寄り付き後、下落。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品の下落が目立った一方、小売りが上昇。

コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(GE)は、へルスケア、電力、航空の3事業別に分社化する計画を発表し、買われた。また、オンラインゲーム関連の製品やサービスを供給するロブロックス(RBLX)は第3四半期決算で、繰り延べ収益を除く収益が前年比102%増となる予想を上回る結果を受けて、大幅上昇。一方で、オンライン決済のペイパル(PYPL)は昨日引け後に発表した決算で示した第4半期の業績見通しが市場予想を下回り大幅下落。映画館を運営するAMCも新型コロナを巡るリスクが存続すると悲観的な見通しを示し売られた。

カジノを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)は第3四半期決算を取引終了後に発表。営業収入が予想を上回り、一株当たりの損失が予想程拡大しなかったが、同時に2022年1月末付けでのマドックス最高経営責任者(CEO)の退社を発表し時間外取引で売られている。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均