【材料】テリロジー---テリロジーワークス、自社開発によるサイバー脅威ハンティングソリューション「THXシリーズ」の提供開始
テリロジー <日足> 「株探」多機能チャートより
テリロジー<3356>は29日、連結子会社のテリロジーワークスが、サイバー脅威ハンティングを可能にするTHXシリーズ各種ファミリー製品を開発し、提供することを発表。まずは、「THX-Capture」および「THX-Storage」を11月より販売開始する。
「THX-Capture」は、ネットワークを通過するパケットといわれる通信データの情報を収集・分析し、保存を可能にする高性能パケットキャプチャソフトウェアを搭載したサーバ製品、「THX-Storage」は、収集したデータの長期蓄積管理を実現するデータ管理製品である。両製品とも大容量ディスクエンクロージャ(JBOD)に接続可能で、保存容量を増強することが可能となっている。
今回、同社は自社開発の脅威リスク検出技術であるRetroActiveAnalysis(RAA)のモジュールを「THX-Storage」上に実装し、ベータ仕様版を無償で提供する。RAAの遡及分析により、マルウェアの潜伏の可能性などのリスクを早期検出し、リスクがインシデントになる危険性を低減することができる。
今後、同社はメタ情報を分析しクラウド上のストレージに集約する機能を用いて、異常値を検出、各種IOCやTTPを集約し、脅威ハンティングでの活用支援、エンドポイントにおける脅威ハンティングと対策の実施などの機能の提供を計画している。
《ST》
提供:フィスコ