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【市況】NY株式:NYダウ239ドル高、企業決算を楽観視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は上昇。ダウ平均は239.79ドル高の35730.48ドル、ナスダックは212.28ポイント高の15448.12で取引を終了した。主要ハイテク企業を中心に良好な企業決算を材料に寄り付き後、上昇。バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策枠組みを発表したが、増税規模が想定内に留まり、買いが継続した。特に、長期金利の上昇が一段落したためハイテク株に引き続き買いが向かいナスダック総合指数は史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が大幅上昇した。

重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で一株利益が予想を上回り上昇。製薬会社のメルク(MRK)もワクチンや抗がん剤の売り上げが好調で四半期決算の内容が予想を上回り買われた。半導体関連のテラダイン(TER)は決算が好感されたほか、アナリストの投資判断の2段階引き上げが好感され上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇した。ソーシャル・ネットワーキングサイト運営のフェイスブック(FB)は社名をメタに変更し、12月1日から「MVRS」のティッカーで取引すると発表し上昇。一方で、ネットオークション会社のイーベイ(EBAY)は慎重な見通しが嫌気され売られた。

オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。売上高は市場予想に一致したが一株利益や第4四半期の売上、営業利益見通しが大幅に予想を下回り時間外取引で売られている。



Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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