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【材料】サムティが8連騰と異色の最高値街道、次期業績回復を見込み継続的な実需買い観測

サムティ <日足> 「株探」多機能チャートより
 サムティ<3244>が全体地合い悪に抗して8連騰と異色の上昇波動を形成、連日の上場来高値更新となっている。首都圏や関西エリアを地盤に投資家向け中古マンション再生など不動産流動化ビジネスを展開するほか、ホテル事業にも力を入れている。21年11月期は物件放出を抑制していることもあってトップラインが2ケタの減収を予想、営業利益段階で前期比4割強の減益を見込むなど低調だ。しかし、株価的には織り込みが進んでおり、ホテル事業の回復が見込める22年11月期は収益が急回復に向かう可能性がある。時価は最高値圏を走るが、株価指標面では依然としてPER8倍台と割安で、今期年間配当90円を計画し、配当利回りにして3.5%と株主還元姿勢も評価される。信用買い残も軽い。法人筋とみられる継続的な実需買いが観測され、株価を押し上げている。

出所:MINKABU PRESS

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