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【市況】アジア株 香港株はマイナス圏に沈む、7週間ぶり高値で利益確定売り 不動産税導入を懸念する売りも

アジア株 香港株はマイナス圏に沈む、7週間ぶり高値で利益確定売り 不動産税導入を懸念する売りも

東京時間11:03現在
香港ハンセン指数   26060.27(-71.76 -0.27%)
中国上海総合指数  3617.46(+7.60 +0.21%)
台湾加権指数     16988.66(+94.42 +0.56%)
韓国総合株価指数  3040.21(+19.67 +0.65%)
豪ASX200指数    7453.00(+12.00 +0.16%)

アジア株は香港を除いて上昇。
台湾、韓国市場ではハイテク関連が総じて上昇、前日のナスダック高が好感されているもよう。NY原油高を受け、豪州市場では素材やエネルギー関連が買われている。

香港株はマイナス圏に転落。約7週間ぶり高値をつけたことから、利益確定の売りに押されている。また、不動産税導入も引き続き懸念されている。全国人民代表大会常任委員会が、一部地域での不動産税試験導入を承認したことを受け、華潤置地や龍湖集団、中国海外発展など不動産関連がきょうも売られている。また、不動産業界全体に対する警戒感も残っている。中国恒大集団に続いて当代置業も25日期限の2億5000万ドル相当のドル建て社債の利払いを実施しなかったと伝わっている。
一方、シャオミや瑞声科技などハイテク関連は上昇。通信機器メーカーのZTEは1.6%高。第3四半期決算で純利益が前年同期比+108%となったことが好感されているもよう。

上海株は小幅上昇、米中関係改善期待が支えとなっている。中国副首相とイエレン米財務長官が火曜日に経済状況と協力について意見交換を行い、米国と中国がマクロ経済政策の協力を強化することが両国にとって非常に重要だとの認識で合意したと伝わっている。ただ、一方で中国側は、米国による対中追加関税や、中国企業に対する不当な扱いについて懸念を表明した。

出所:MINKABU PRESS

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