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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 新日本科学、飯田GHD、ラクス (21日大引け後 発表分)

新日本科学 <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 新日本科学 <2395>   ★今期経常を一転26%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→46億円に43.8%上方修正。従来の12.2%減益予想から一転して26.2%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。バイオ医薬品の開発競争が世界的に激化するなか、強みである霊長類(サル)試験の需要が拡大し、主力の臨床事業の収益が想定より伸びることが寄与。試験室の高稼働による採算改善も利益を押し上げる。

 飯田GHD <3291>   ★上期税引き前を44%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の590億円→850億円に44.1%上方修正。増益率が15.1%増→65.8%増に拡大し、従来の5期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化に伴い、分譲戸建て住宅への関心が高まり、主力の戸建分譲事業の業績が想定より堅調に推移したことが上振れの要因となった。

 ラクス <3923>   ★上期経常を29%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.9億円→8.9億円に29.4%上方修正。減益率が59.5%減→47.6%減に縮小する見通しとなった。上期業績の上方修正は8月に続き、2回目。IT人材事業が好調で売上高が計画を上回ったことが寄与。採用施策の期ずれや広告宣伝費の未消化などでコストが想定を下回ったことも上振れに貢献した。

 タカラバイオ <4974>   ★上期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の114億円→142億円に24.6%上方修正。増益率が3.0倍→3.7倍に拡大し、従来の4期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルスPCR検査関連製品に加え、回復基調にある一般研究用試薬の販売が伸びたことが寄与。受託事業の原価率が改善したことなども上振れにつながった。

 セブン工業 <7896> [東証2]  ★上期経常を2.3倍上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の6500万円→1億4800万円に2.3倍上方修正。増益率が18.2%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。構造建材事業における受注拡大に加え、収益性改善の取り組みを進めたことが奏功した。

 みちのく銀 <8350>   ★今期経常を一転31%増益に上方修正、配当も5円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→29億円に93.3%上方修正。従来の32.3%減益予想から一転して30.8%増益見通しとなった。生産性向上へ向けた取り組みの効果で経費が想定を下回るほか、与信関連費用の減少も利益を押し上げる。
  併せて、業績上振れと創立100周年を踏まえ、今期の年間配当を従来計画の20円→25円(前期は20円)に増額修正した。

 マネパG <8732>   ★非開示だった上期経常は黒字浮上へ
 ◆非開示だった22年3月期上期(4-9月)業績予想は、連結経常損益が4.3億円の黒字(前年同期は5.9億円の赤字)に浮上する見通しとなった。スワップカバー手法の刷新でコロナ禍以前の水準を超えるスワップ収益を継続的に確保し、トレーディング損益が好転したことが寄与。子会社の事業撤退など不採算事業の見直しによる大幅なコスト削減を進めたことも黒字化に貢献した。

 SEHI <9478> [JQ]  ★今期経常を一転15%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の8.2億円→10.4億円に26.8%上方修正。従来の9.0%減益予想から一転して15.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。出版事業、ソフトウェア・ネットワーク事業、教育・人材事業の売上高が計画を上回ることが寄与。オンラインビジネスの推進や業務環境のオンライン化、テレワークの促進による採算向上も上振れに貢献する。
  併せて、発行済み株式数の1.82%にあたる40万株または1億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

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