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【材料】P&Gが下落 予想上回る決算も通期ガイダンスは据え置き=ダウ採用銘柄

 P&Gが下落。取引開始前に7-9月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。パンデミックを背景とした日用品の需要増の恩恵を引き続き受けている。ただ、株価は冴えない反応。通期ガイダンスも公表しており、売上高、1株利益とも据え置いた。市場では上方修正が期待されていたことからネガティブな反応を見せているようだ。

 同社もサプライチェーン問題の影響を受けており、見通しに慎重になっている様子もうかがえる。しかし、同社のシュルテンCFOはインタビューで「われわれはこの嵐を乗り切るための十分な準備ができている」と語っていた。

(7-9月・第1四半期)
・1株利益:1.61ドル(予想:1.59ドル)
・売上高:203.4億ドル(予想:199.2億ドル)
・実質売上高:+4%(予想:+2.11%)
  ヘルスケア:+7%(予想:+2.75%)
  ビューティー:+2%(予想:+3.87%)
  グルーミング:+4%(予想:+2.92%)
  ファブリック&ホームケア:+5%(予想:+1.47%)
  ベビー・女性・ファミリーケア:2%(予想:+1.4%)
・FCF:34.1億ドル

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.83~6.00ドル(予想:5.93ドル)
・実質売上高:+2~4%(予想:+3.84%)

(NY時間11:29)
P&G<PG> 139.96(-2.38 -1.67%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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