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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):久光薬、仮想通貨関連、ラクス

久光薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■久光製薬 <4530>  4,250円  +255 円 (+6.4%)  本日終値
 久光製薬<4530>が大幅高。14日の取引終了後、上限を200万株(発行済み株数の2.45%)、または120億円とする自社株買いの実施を発表。取得期間は10月15日から22年2月28日まで。あわせて発表した22年2月期上期(3~8月)の決算は、売上高が585億5100万円(前年同期比10.6%増)、営業利益57億600万円(同3.5%増)だった。主力商品の「サロンパス」や「フェイタス」シリーズの売り上げが伸長したほか、医療用医薬品事業も堅調だった。為替差益や投資有価証券売却益の計上により、純利益は50億200万円(同35.4%増)と大幅増益で着地した。

■マネックスグループ <8698>  687円  +40 円 (+6.2%)  本日終値
 仮想通貨関連株が軒並み高。きょう昼ごろ、米証券取引委員会(SEC)がビットコイン先物ETFを認可する見込みにあることが伝わり、これを受けて足もとビットコイン価格が大きく上昇している。株式市場でも一連の関連銘柄に物色の矛先が向かっており、マネックスグループ<8698>やセレス<3696>、リミックスポイント<3825>をはじめ、インタートレード<3747>、gumi<3903>、GMOフィナンシャルホールディングス<7177>などが高い。

■コタ <4923>  1,651円  +84 円 (+5.4%)  本日終値
 14日に発表した「アウトバスオイルトリートメント特許」が買い材料。
 アウトバスオイルトリートメントにおける特許権を取得。

■トランザクション <7818>  1,152円  +58 円 (+5.3%)  本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は10%増で7期連続最高益、2円増配へ」が好感された。
 トランザクション <7818> が10月14日大引け後(15:00)に決算を発表。21年8月期の連結経常利益は前の期比0.7%増の28.7億円になり、22年8月期も前期比9.9%増の31.6億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増益になる。
  ⇒⇒トランザクションの詳しい業績推移表を見る

■日本製鋼所 <5631>  3,110円  +150 円 (+5.1%)  本日終値
 日本製鋼所<5631>が反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を3200円から3500円に引き上げた。同社は総合樹脂機械メーカーの世界大手で、リチウムイオン電池(LiB)用セパレーターフィルム製造装置では世界シェア7割を獲得している。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比約3.7倍の37億400万円と好調。企業の設備投資回復を受けて、産業機械事業、素形材・エネルギー事業の両セグメントで受注高・売上高が増加した。同期末の受注残高は2016億円(前年同期比18.7%増)となり、会社計画の今期末受注残高1888億円を既に上回った。22年3月期の連結営業利益は会社予想160億円(前期比56.5%増)に対して、178億円と増額修正を予想。自動車業界の電気自動車(EV)シフトでLiB用セパレーターフィルム製造装置の拡販が期待できる、とみている。

■ラクス <3923>  3,405円  +150 円 (+4.6%)  本日終値
 ラクス<3923>は続伸。14日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、全社売上高が前年同月比34.6%増と大幅増収基調が継続したことが好感された。主力のクラウド事業で、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」が同35.2%増となり、成長を牽引した。

■SFPホールディングス <3198>  1,488円  +61 円 (+4.3%)  本日終値
 SFPホールディングス<3198>が続伸。14日の取引終了後、22年2月期業績予想の修正を発表。純利益を6億円から18億円(前期56億5000万円の赤字)へ大幅増額しており、これを好感した買いが入ったようだ。雇用調整助成金や時短協力金などの申請額が想定より増加したことが要因。一方、緊急事態宣言などに伴い大幅な営業時間の短縮や臨時休業を余儀なくされたことから、売上高は182億円から150億円(前期比13.9%減)へ、営業損益は45億円の赤字から62億円の赤字(前期53億3900万円の赤字)へ引き下げた。

■前田工繊 <7821>  3,300円  +70 円 (+2.2%)  本日終値
 前田工繊<7821>は3日続伸。14日の取引終了後、集計中の21年9月期の連結業績について、売上高が430億円から432億円(前の期比9.7%増)へ、営業利益が51億円から64億円(同41.7%増)へ、純利益が37億円から45億5000万円(同47.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高はほぼ計画通りとなったものの、公共工事向け製品における製品ポートフォリオの変化があったほか、新型コロナウイルス感染症対策における医療・衛生資材や、子会社のBBSジャパンにおける国内自動車メーカー向けOEM供給及びアフター市場向け製品が好調に推移したことが利益を押し上げた。

■IDOM <7599>  781円  -101 円 (-11.5%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 IDOM<7599>は急反落。14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、売上高2277億7500万円(前年同期比27.9%増)、営業利益94億4000万円(同2.3倍)、純利益53億1100万円(同3.9倍)と従来予想の営業利益84億円を上回って着地したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。国内事業で、前期に新規出店した大型店の稼働、既存店の来店客数の増加などにより小売台数が増加したことに加えて、豪州子会社の新車販売が想定以上に増加したことが業績を牽引した。また、為替相場が想定以上に円安に進行したことが寄与した。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高4054億円(前期比6.5%増)、営業利益150億円(同41.9%増)は従来見通しを据え置いたが、保守的に見積もっていた法人税等の税負担率の見積もりを改めたことで、純利益は71億円から80億円(同5.4倍)へ上方修正した。

■三栄建築設計 <3228>  1,862円  -204 円 (-9.9%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 14日に決算を発表。「今期経常は5%減益へ」が嫌気された。
 三栄建築設計 <3228> が10月14日大引け後(15:30)に決算を発表。21年8月期の連結経常利益は前の期比64.8%増の118億円に拡大したが、22年8月期は前期比5.4%減の112億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒三栄建築設計の詳しい業績推移表を見る

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