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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):PRTIME、オキサイド、レーザーテク

PRTIME <日足> 「株探」多機能チャートより
■キャンドゥ <2698>  2,258円  +400 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 キャンドゥ<2698>がストップ高。イオン<8267>が14日の取引終了後、同社株式の51%以上の取得を目的にTOBを実施すると発表しており、TOB価格2700円にさや寄せする格好となった。キャンドゥの有する商品デザイン力や商品開発力などを活用して事業領域を拡大するのが狙い。買い付けは2段階で行われる予定で、1回目の買付予定数は593万6100株(下限314万1000株、上限593万6100株)で、買付期間は10月15日から11月24日まで。なお、TOB成立後もキャンドゥは上場を維持する予定だ。

■PR TIMES <3922>  3,620円  +540 円 (+17.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 PR TIMES<3922>が続急騰、5日・25日・75日移動平均線をまとめて一気に抜き去り、もみ合い放れの様相を呈している。プレスリリース配信サイトを手掛けるが、地方金融機関との提携効果などもあり大きく収益水準を伸ばしている。14日取引終了後に発表した22年2月期中間期(3~8月期)の業績は連結営業利益が8億9700万円だった。前年同期は単独決算のため単純比較はできないが、6億3100万円で4割を超える伸びとなる。これを好感する形で上値を見込んだ投資資金が流入した。

■オキサイド <6521>  7,840円  +1,000 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値
 オキサイド<6521>がストップ高。14日の取引終了後、22年2月期の単独業績予想について、売上高を42億7900万円から48億1000万円(前期比34.4%増)へ、営業利益を4億1600万円から5億5400万円(同51.5%増)へ、純利益を3億5400万円から4億6800万円(同50.7%増)へ上方修正した。ヘルスケア分野でのがん検診装置の堅調な需要や、半導体分野での世界的な半導体需要拡大に支えられて単結晶並びにレーザ製品などの販売が好調に推移したことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、前年同期との比較は開示されていないものの、売上高24億5200万円、営業利益3億3800万円、純利益2億6400万円だった。また、名古屋大学発スタートアップ企業でパワー半導体SiC単結晶の開発・製造・販売を目指すUJ-Crystal(UJC、名古屋市千種区)と資本・業務提携するとあわせて発表。UJCは溶液法といわれる結晶成長方法を用いて同単結晶を育成することを特徴としているが、溶液法はオキサイドが得意としている単結晶育成技術のうち、高周波誘導加熱CZ法と技術的親和性が高く、UJC社への出資などを通じてSiC単結晶の量産化に向けた研究開発を進めるのが狙いとしている。

■TOKYO BASE <3415>  785円  +98 円 (+14.3%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 TOKYO BASE<3415>が大幅高。同社は14日取引終了後に、22年1月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業損益が3億5700万円の黒字(前年同期は1億8500万円の赤字)となったことが好感されているようだ。売上高は前年同期比38.6%増の81億7100万円となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続いたものの、前期より臨時休業期間及び対象地域が少なかったことから実店舗の売り上げが増加。また、利益面では販管費の抑制に努めたことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ギフト <9279>  3,140円  +313 円 (+11.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ギフト<9279>が大幅高で4日ぶりに反発。14日の取引終了後、21年10月期の期末配当予想を15円から20円へ増額修正した。なお、前期実績に対しては10円の増配になる予定だ。

■バリュエンス <9270>  3,445円  +320 円 (+10.2%)  本日終値
 ブランド品リユース大手のバリュエンスホールディングス<9270>が大幅続伸。同社は14日取引終了後に、22年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比54.0%増の18億円としていることが好感されたようだ。売上高は同22.4%増の643億円を予想。オークションの開催数を増加するほか、海外出店はパートナーとの協業店舗を中心に20~30店舗の出店を予定している。なお、21年8月期通期の連結決算は、売上高が前の期比38.4%増の525億1200万円、営業利益が同85.2%増の11億6900万円で着地した。

■レーザーテック <6920>  26,210円  +2,280 円 (+9.5%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 レーザーテック<6920>が急伸したほか、東京エレクトロン<8035>も高い。前日の米国株市場では9月の生産者物価指数を受け過度なインフレ懸念が後退し、米10年債利回りが終値ベースで1.51%台まで低下し、半導体セクターなどハイテク系グロース株に物色の矛先が向いた。GPU大手のエヌビディア<NVDA>が4%近い上昇をみせたほか、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、ザイリンクス<XLNX>なども軒並み上昇した。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%を超える大幅続伸となっており、その流れが東京市場にも波及している。

■ウエストHD <1407>  5,480円  +460 円 (+9.2%)  本日終値
 ウエストホールディングス<1407>が大幅高。同社はきょう午前9時頃に、22年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比15.0%増の116億7200万円としていることや、期末一括配当計画を前期比5円増配の55円としていることが好感されたようだ。売上高は同34.3%増の912億5000万円を予想。引き続き太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)事業を中心として省エネ、新電力の総合エネルギーマネジメント事業を積極的に展開するほか、家庭用・産業用・メガソーラーの既存顧客に対するオペレーション&メンテナンスを一層強化するとしている。

■クリレスHD <3387>  973円  +72 円 (+8.0%)  本日終値
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は急伸。外食業界で立地に応じた業態を展開し、商業施設内に飲食店やフードコートなどを運営するが、足もとでは新型コロナウイルスの感染第5波の収束に伴い収益環境が大きく改善している。14日取引終了後に22年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の55億円から108億円(前期は141億8100万円の赤字)と大幅増額しており、一気に過去最高利益更新となることで、これがポジティブサプライズとなった。時短協力金の計上に加え、足もとでの店舗売り上げの回復、合理化効果などが発現する見通し。未定だった年間配当も4円50銭と2期ぶりに復配する計画で、これも物色人気を助長している。

■東京個別指導学院 <4745>  705円  +49 円 (+7.5%)  本日終値
 東京個別指導学院<4745>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後に、22年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業損益が6億9500万円の黒字(前年同期は8億2800万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比33.0%増の108億9000万円で着地。新型コロナウイルス感染拡大の動向に影響を受けながらも、期中平均の在籍生徒数が同13.0%増の3万2069人と堅調だったことが寄与した。なお、通期業績予想は売上高221億3200万円(前期比15.6%増)、営業利益22億400万円(同3.6倍)とする従来見通しを据え置いている。

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