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【市況】14日の株式相場見通し=一進一退か、米株下げ止まりも上値重い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、売り買い交錯のなか日経平均は一進一退の展開となることが予想される。前日の米国株市場ではNYダウが4日続落とはいえ下げ幅はわずかで、ほぼ横ばいといってよい状況だった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は100ポイントあまりの上昇で4日ぶりに切り返す形となった。注目された9月の米消費者物価指数は、市場コンセンサスとほぼ一致する内容で過度なインフレ懸念が後退、米10年債利回りが再び1.5%台に低下しており、ハイテク系グロース株に追い風となった。東京市場では日経平均が今週明けに大幅高となったものの、その後空売りの買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが一巡したことで上値が重くなっている。市場のセンチメントはひと頃よりは改善しているものの、足もと原油市況の高止まりなどが企業業績に与える影響も警戒され、2万8000円台前半で強弱観を対立させそうだ。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比53セント安の3万4377ドル81セントとわずかながら4日続落。ナスダック総合株価指数は同105.710ポイント高の1万4571.635だった。

 日程面では、きょうは臨時国会会期末、衆議院解散。5年物国債の入札など。また、東証1部にPHCホールディングス<6523>が新規上場。海外では、9月の中国消費者物価指数(CPI)、9月の中国卸売物価指数(PPI)、9月の米PPIなど。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年10月14日 08時16分

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