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【市況】【↓】日経平均 大引け| 8日続落、朝高もインフレ懸念強まり下値模索続く (10月6日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  28033.91
高値  28209.82(09:35)
安値  27293.62(12:35)
大引け 27528.87(前日比 -293.25 、 -1.05% )

売買高  16億7382万株 (東証1部概算)
売買代金  3兆7420億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は8日続落、朝高後に値を消し下値模索続く
 2.原油高騰でインフレ懸念強まり、一時500円超下落場面も
 3.軟調な米株価指数先物の値動きも横目に投資家心理が悪化
 4.終盤は押し目買いで下げ渋るも2万7000円台半ばまで下落
 5.値上がり・値下がり数拮抗、売買代金は前日上回る高水準

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比311ドル高と反発した。主力ハイテク株に見直し買いが流入したほか、米9月ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが好感された。

 東京市場では、朝方こそ日経平均株価が上昇して始まったが、その後は値を消しマイナス圏に沈んだ。一時500円を超える下げをみせる場面もあった。

 6日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好ムードのなか始まった。しかし買いは続かず、前場後半に日経平均はマイナス圏に沈んだ。原油市況の高騰などを背景にインフレ懸念が一段と高まっており、米株価指数先物が軟調な値動きとなっているのを横目に市場のセンチメントが悪化。後場寄りには下げ幅を一気に広げ一時は500円を超える下落となったが、アジア株市場が高安まちまちとなっていたこともあり、その後は押し目買いが入り下げ渋った。リスクパリティ・ファンドなどの機械的な売りも影響したとみられる。中小型株には買われる銘柄も散見され、東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000に乗せている。売買代金は3兆7000億円台と前日を上回る水準だった。

 個別では、売買代金トップの日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株が売り優勢だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。ファーストリテイリング<9983>の下値模索が続き、武田薬品工業<4502>は大幅安。ベイカレント・コンサルティング<6532>も売られた。ソニーグループ<6758>が冴えず、トヨタ自動車<7203>も下落した。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が急落、コシダカホールディングス<2157>、ラウンドワン<4680>なども大きく値を下げた。
 半面、任天堂<7974>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。ダイキン工業<6367>も高い。カワタ<6292>がストップ高に買われ、住友大阪セメント<5232>が急騰、太平洋セメント<5233>も大幅高。タツモ<6266>、TSIホールディングス<3608>が物色人気、三井松島ホールディングス<1518>も買いを集めた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、信越化 <4063> 、任天堂 <7974> 、アステラス <4503> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約46円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、SBG <9984> 、アドテスト <6857> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約173円。

 東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)銀行業、(4)電気・ガス業、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)海運業、(3)輸送用機器、(4)陸運業、(5)医薬品。

■個別材料株

△ダイセキS <1712>
 いちよし証券がフェアバリュー引き上げ。
△クロスキャト <2307>
 経産省「DX認定事業者」の認定を取得。
△TSIHD <3608>
 今上期営業利益が通期計画を超過。
△ヘリオス <4593> [東証M]
 「重症肺炎の治療薬候補を年内にも承認申請」との報道。
△太平洋セメ <5233>
 来年1月出荷分からセメント製品を値上げへ。
△カワタ <6292>
 全固体リチウムイオン電池の量産化に資する技術開発で一定の評価。
△日金銭 <6418>
 上半期業績上方修正で一転営業黒字に。
△DMソリュ <6549> [JQ]
 受注増に対応するため主要物流拠点を大幅増床。
△遠藤照明 <6932>
 LEDで世界の照明需要開拓。
△カーディナル <7855> [JQG]
 TOB価格を955円に引き上げ。

▼JINSHD <3046>
 9月既存店売上高は4ヵ月連続前年下回る。
▼放電精密 <6469> [JQ]
 22年2月期見通しを上方修正も利益確定売りに押される。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)カワタ <6292> 、(2)住友大阪 <5232> 、(3)K&Oエナジ <1663> 、(4)富士石油 <5017> 、(5)ダイセキS <1712> 、(6)タツモ <6266> 、(7)日本コークス <3315> 、(8)太平洋セメ <5233> 、(9)住石HD <1514> 、(10)三井松島HD <1518> 。
 値下がり率上位10傑は(1)一蔵 <6186> 、(2)T&Gニーズ <4331> 、(3)くら寿司 <2695> 、(4)コシダカHD <2157> 、(5)三菱自 <7211> 、(6)ブラス <2424> 、(7)オープンドア <3926> 、(8)TREHD <9247> 、(9)ペプドリ <4587> 、(10)HIS <9603> 。

【大引け】

 日経平均は前日比293.25円(1.05%)安の2万7528.87円。TOPIXは前日比5.84(0.30%)安の1941.91。出来高は概算で16億7382万株。東証1部の値上がり銘柄数は1073、値下がり銘柄数は1015となった。日経ジャスダック平均は3925.14円(0.51円安)。

[2021年10月6日]


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