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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経平均型の弱さ目立ち、NT倍率は先物中心限月で1年ぶり水準に低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の2万7540円(-0.72%)前後で推移。寄り付きは2万8080円と、買い先行ながらシカゴ日経平均先物清算値(2万8175円)には届かなかった。その後、2万8210円まで上げ幅を広げたものの買いは続かず、前場半ば辺りには下落に転じている。自律反発を狙ったロング筋によるポジション解消の動きもあり、一時2万7460円と前日の安値水準まで下落。その後は2万7500円~2万7600円水準での保ち合いで推移するも、ランチタイムで一段安に。

 日経225先物は買い先行で始まったが、52週線を支持線とした底固めの動きとはならず、前日の安値水準まで下落するなど、不安定な需給状況である。グローベックスの米株先物の弱い値動きが嫌気された面もありそうだ。買い先行で始まったアドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>なども下落に転じており、日経平均型の弱さが目立つ。

 これにより、NT倍率は先物中心限月で14.16倍まで低下し、約1年ぶりに14.20倍を割り込んできた。ボトムを割り込んできたことにより、NTスプレッドのリバランスの動きが一段と強まりそうである。

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