郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
日本郵船<
9101>、商船三井<
9104>、川崎汽船<
9107>など大手3社をはじめ海運株が軒並み高。業種別騰落率でも値上がり率上位に食い込んでいる。前日の米国株市場では新型コロナウイルス感染がピークアウトしたとの観測から景気敏感株が買い戻されており、この流れを継いで、グローバル物流を手掛ける海運セクターは景気敏感を代表する業種として物色の矛先が向いている。直近では、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数の戻り足が急で、これも株価の刺激材料となった。同指数は前週後半から反騰態勢に入っており、前日13日は299ポイント高と大幅高で4163まで水準を切り上げた。既に2007年以来14年ぶりの高値近辺にあり、ここからの同指数の動きが注目される。
出所:
MINKABU PRESS