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【市況】14日の株式相場見通し=一進一退か、米CPIの結果に関心

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、目先利益確定の売り圧力は意識せざるを得ないものの、下値では押し目買い意欲が旺盛で一進一退の展開が想定される。前日の米国株市場ではNYダウが6日ぶりに反発に転じた。新型コロナウイルス感染にピークアウトの兆しが出ているとの思惑が景気敏感株への買い戻しを誘った。一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は軟調だったが、下げは小幅にとどまった。東京市場では8月30日以降の直近11営業日で日経平均が10勝1敗と極めて強い地合いが続いており、この間に約2800円も水準を切り上げた。したがってスピード警戒感から一部機関投資家には持ち高を軽くする動きが出そうだ。一方、出遅れた向きの買い参戦が見込まれ、深押しもなさそうだ。日本時間今晩に予定される8月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑から、売り買いともに一方向にポジションを傾ける動きは見込みにくい。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比261ドル91セント高の3万4869ドル63セントと6日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同9.912ポイント安の1万5105.582だった。

 日程面では、国内では7月の鉱工業生産指数確報値など。海外では、8月の米消費者物価指数(CPI)、米アップル<AAPL>の特別イベント開催など。

出所:MINKABU PRESS

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