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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 長大、ウエスコHD、Casa (7日大引け後 発表分)

長大 <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 長大 <9624>   ★今期経常を一転13%増益・最高益に上方修正、配当も14円増額
 ◆21年9月期の連結経常利益を従来予想の24.6億円→36億円に46.3%上方修正。従来の23.0%減益予想から一転して12.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。国内公共事業や基礎地盤コンサルタンツなどのグループ会社の受注が想定より伸びることが寄与。ITを活用した業務効率化も上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の47円→61円(前期は58円)に増額修正した。

 ウエスコHD <6091> [東証2]  ★前期経常を一転19%増益に上方修正、配当も2円増額
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→10.5億円に22.9%上方修正。従来の3.0%減益予想から一転して19.2%増益見通しとなった。主力の総合建設コンサルタント事業で橋梁点検業務や環状道路設計などの大型案件が完成したほか、国土強靭化を背景とした防災・減災関連業務が堅調に推移したことが要因。匿名組合投資利益や補助金収入が発生したことも利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→16円(前の期は15円)に増額修正した。

 Casa <7196>   ★上期経常は47%増益で上振れ着地
 ◆22年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比47.2%増の5.8億円に拡大し、従来予想の4億円を上回って着地。代理店ごとに採算性の見直しを実施し、新規の契約金額が想定を上回ったことが寄与。保証引受審査や債権管理体制の強化による求償債権回収率の改善に加え、販管費の削減なども大幅増益に貢献した。
  通期計画の8.5億円に対する進捗率は68.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 きんえい <9636> [東証2]  ★上期経常を3.5倍上方修正
 ◆22年1月期上期(2-7月)の経常損益(非連結)を従来予想の3000万円の黒字→1億0600万円の黒字(前年同期は600万円の赤字)に3.5倍上方修正した。大阪府の緊急事態措置により「あべのアポロシネマ」などを臨時休館した影響があったものの、経費削減を進めたことで採算が改善したことが利益を押し上げた。

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