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【市況】25日の株式相場見通し=売り買い交錯、目先利益確定売りで上値重い

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、売り買い交錯の展開で、方向感が定まりにくい地合いとなりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら3日続伸したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数とS&P500指数は4日続伸、いずれも過去最高値更新となった。ファイザー<PFE>製の新型コロナワクチンが正式承認されたことを受けてワクチン接種率が更に高まることが期待され、経済活動の正常化が進むとの見方が株価の押し上げ材料となった。ただ、27日にオンライン開催されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を見極めたいとの思惑から、積極的に上値を買い進む動きは見られなかった。東京市場では今週に入ってから動きが一変し、急速に体勢を立て直している。しかし、緊急事態宣言の対象地域拡大など、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大に対する警戒感から先行き不透明感は拭えない。日経平均は前日まで2営業日で720円近い上昇をみせたこともあって、目先筋の利益確定売りが上値を重くしそうだ。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比30ドル55セント高の3万5366ドル26セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同77.148ポイント高の1万5019.800だった。

 日程面では、きょうは6月の景気動向指数改定値。海外では8月の独Ifo景況感指数、7月の米耐久財受注など。

出所:MINKABU PRESS

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