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【市況】12日の株式相場見通し=5日続伸か、欧米株高好感し上値追い継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は、景気敏感セクターを中心に買い優勢の展開となり日経平均株価は5日続伸となりそうだ。前日の欧米株市場が総じて堅調な動きとなったことから、リスク選好の流れが続く公算が大きい。米国株市場ではNYダウが続伸し連日で過去最高値を更新、機関投資家が運用指標として重視するS&P500指数も連日の最高値となった。朝方発表された7月の米消費者物価指数(CPI)が市場の事前コンセンサスを下回ったことでインフレ懸念が後退し、FRBによる量的緩和縮小の前倒しに対する過度な警戒感も緩和された。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数については引き続き上値が重く、小幅ながらマイナス圏で引けた。東京株式市場では前週後半から強調展開が続いており、前日に日経平均はフシ目となる2万8000円台を終値ベースで15営業日ぶりに回復した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒ムードは拭えず上値は重いものの、欧米株高に引っ張られる形できょうも2万8000円台で頑強な動きが予想される。

 11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比220ドル30セント高の3万5484ドル97セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同22.952ポイント安の1万4765.135だった。

 日程面では、7月の国内企業物価指数、7月のオフィス空室率など。海外では、4~6月の英国GDP速報値、6月のユーロ圏鉱工業生産、7月の米卸売物価指数、米30年国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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