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【市況】10日の株式相場見通し=続伸、新型コロナ警戒で上値重い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 3連休明けとなる10日の東京株式市場は、強弱感対立のなかも主力株をはじめ買いが先行し、日経平均は続伸となりそうだ。米国株市場ではここNYダウとナスダック総合指数のちぐはぐな動きが続いており、前日はダウが反落する一方でナスダック指数は反発する展開となった。前週末6日に発表された7月の米雇用統計は市場予想を上回る内容となり、これは株式市場にポジティブ材料となっている。FRBによるテーパリング時期を早める可能性がある一方、ワクチン普及を背景とした経済活動の正常化に対する期待が足もと優勢だった。東京株式市場は新型コロナウイルスのインド型変異株であるデルタ株の感染が広がっていることに警戒感は拭えず、上値では戻り売り圧力が意識され上げ幅は限定的となりそうだ。

 9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比106ドル66セント安の3万5101ドル85セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同24.415ポイント高の1万4860.177だった。

 日程面では、きょうは7月の景気ウォッチャー調査、6月の国際収支など。海外では8月のZEW独景気予測指数、4~6月の米労働生産性指数など。

出所:MINKABU PRESS

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