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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2021年7月30日

 

   今週の日経平均終値は2万7283円で、前週末比264円安でした。

 日経平均は今週も新型コロナ売りで続落となってしまいました。国内で記録的な感染拡大が続いており、それに歩調を合わせるように株価も下落の一途を辿っています。ワクチン接種の遅れている日本は東京五輪という余分な重荷を背負っているため、他国の株価指数より下げ基調が鮮明です。今まではそれなりに成果を挙げてきた緊急事態宣言も今回ばかりはあまり通用しないようで、五輪や変異株に特別な策を持っていない日本はまさに八方塞がりの状態にあると言っていいでしょう。市場は6月くらいまではコロナ後を見据えた業績相場の入り口(2万9000円前後)ありましたが、今はコロナの感染拡大が回復しかかった景気を冷やすと見ており、ハズレ業績相場で2万7000円台前半まで下押しています。下値2万7000円辺りには52週移動平均線という最後の支持線があるため、8月相場はここで下げ止まると思いますが、コロナの感染状況によっては一時的に割り込む可能性も考えられるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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