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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 マクニカ富士、コーテクHD、富士通ゼ (26日大引け後 発表分)

マクニカ富士 <日足> 「株探」多機能チャートより

 26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 マクニカ富士 <3132>   ★今期経常最高益予想を25%上乗せ
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→250億円に25.0%上方修正。増益率が22.0%増→52.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の半導体ビジネスは5Gやデータセンター、自動車の電動化などの需要増加を追い風に好調が続くほか、ネットワーク事業ではクラウドの利活用の加速を背景に、クラウド、セキュリティ関連商品を中心に販売が伸びる。

 ウィル <3241> [東証2]  ★上期経常を一転48%増益に上方修正
 ◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の8900万円→2億0100万円に2.3倍上方修正。従来の34.6%減益予想から一転して47.8%増益見通しとなった。流通事業の取扱件数が計画を上回ったことに加え、中古住宅×リフォームの引渡件数が大幅に増加したことが要因。

 JMHD <3539>   ★今期経常を25%上方修正
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の53.7億円→67億円に24.8%上方修正。減益率が21.1%減→1.6%減に縮小する見通しとなった。スーパーマーケット事業で最繁忙期である年末商戦が好調に推移したことに加え、家庭内調理需要の増加に伴うまとめ買いニーズを取り込んだことが上振れの背景。

 コーテクHD <3635>   ★上期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の160億円→210億円に31.3%上方修正。増益率が4.7%増→37.4%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。第1四半期に「仁王2 Complete Edition」などのリピート販売が好調だったほか、スマートフォンゲーム「三國志覇道」のIP許諾によるロイヤリティ収入が引き続き高い水準で推移したことが上振れの要因となる。また、投資有価証券売却益が計画を上回ることも利益を押し上げる。

 SYSHD <3988> [JQ]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の3.6億円→4.1億円に11.4%上方修正。増益率が7.9%増→20.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。プロジェクトの受注や利益率が計画を上回ったことに加え、技術者の稼働率が増加したことが要因。

 栄研化学 <4549>   ★4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地
 ◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の26.3億円に急拡大して着地。各種検診・スクリーニングプログラムの再開を背景に、便潜血検査用試薬などの販売が急回復したほか、新型コロナウイルス検出試薬が大きく伸び、28.0%の大幅増収を達成したことが寄与。
  上期計画の33.7億円に対する進捗率は78.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 日本精線 <5659>   ★今期経常を4期ぶり最高益に上方修正、配当も40円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→42億円に20.0%上方修正。増益率が34.5%増→61.4%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ステンレス鋼線が主力の自動車関連や建材向けをはじめ、幅広い製品の販売が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。想定以上の数量増加による利益率上昇や操業度損圧縮なども上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→200円(前期は110円)に増額修正した。

 富士通ゼ <6755>   ★上期経常を25%上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の40億円→50億円に25.0%上方修正。減益率が52.3%減→40.4%減に縮小する見通しとなった。欧米を中心にエアコンの受注が好調なことに加え、前期から出荷延伸した商品の納入が進むことが上振れの要因。

 共立印刷 <7838>   ★上期経常を75%上方修正、通期も増額
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の2.8億円→4.9億円に75.0%上方修正。前期から継続して取り組んでいる事業構造改革が想定以上に奏功したことが上振れの要因となった。
  併せて、通期の連結経常利益も従来予想の8億円→10億円に25.0%上方修正。増益率が45.2%増→81.5%増に拡大する見通しとなった。

 エリアリンク <8914> [東証2]  ★今期経常を20%増益に上方修正、配当も7円増額
 ◆21年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の11.8億円→16.5億円に39.8%上方修正。ストレージ事業の稼働率が上昇したことに加え、土地権利整備事業で底地の販売が前倒しで進捗したことが要因。
  併せて、通期の経常利益も従来予想の24億円→26億円に8.3%上方修正。増益率が11.1%増→20.3%増に拡大する見通しとなった。
  同時に、期末一括配当を従来計画の34円→41円(前期は31円)に増額修正した。

 ベルパーク <9441> [JQ]  ★上期経常を一転1%増益・最高益に上方修正
 ◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の23億円→34.5億円に50.0%上方修正。従来の32.9%減益予想から一転して0.6%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。政府による携帯電話料金の値下げ要請に対し、各通信事業者が新たな料金プランを開始したことに伴い、携帯電話の料金の見直しを検討する顧客が想定以上に増加し、携帯電話などの販売件数が伸びたことが収益を押し上げた。

 PCA <9629>   ★4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地、1→3の株式分割を発表
 ◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9.8億円に急拡大して着地。12月にサポートが終了する「PCA Xシリーズ」の更新需要で製品売上高が大幅に増加したほか、クラウドサービスが大きく伸びた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の18.9億円に対する進捗率は52.0%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、9月末の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。これに伴い、年間配当を従来計画の34円→12円に修正した。実質5.9%の増額となる。

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