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【材料】デルタ航空、レジャーと出張の両方で予約が改善=米国株個別

 デルタ航空<DAL>が4-6月期決算(第2四半期)を発表しており売上高が予想を上回ったほか、1株損益も予想よりは赤字が小さかった。1年以上に渡るパンデミックの封鎖の後、レジャーと出張の両方で予約が急速に改善した。米政府支援が費用の一部を相殺した。売上高はここ数カ月に比べて改善を続けると見込んでいるものの、国際便が依然として低迷しており、第3四半期の売上高はパンデミック前の2019年第3四半期に比べて30%ー35%減少すると予測している。

 同社のバスティアンCEOは「差別化されたブランド力と競争上の優位性を活かし、下半期は持続可能な収益性の改善を推し進め、長期的な価値創造を可能とする」と述べた。なお、四半期末時点の流動性は178億ドル、負債とリースの総額は291億ドルとなった。

 今回の決算を受けて株価はやや上昇。

(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-1.07ドル(予想:-1.42ドル)
・売上高:71.3億ドル(予想:63.0億ドル)
  旅客運賃収入:53.4億ドル(予想:50.2億ドル)

(7-9月・第3四半期)
・売上高:2019年比30-35%減
・輸送能力:2019年比28-30%減
・燃料除くユニットコスト:2019年比11-14%増
・設備投資:約8億ドル

(NY時間09:49)
デルタ航空 41.38(+0.05 +0.12%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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