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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):インスペック、ファブリカ、JSB

JSB <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジェイ・エス・ビー <3480>  3,925円  +35 円 (+0.9%)  本日終値
 ジェイ・エス・ビー<3480>が高い。同社はきょう、LIFULL SPACE(東京都千代田区)と連携し、自宅などの空きスペースを利活用する実証実験を開始したと発表。具体的には、同社が運営する全国の高齢者向け住宅14棟の周辺地域を対象に、LIFULL SPACEが提供している「収納シェア」を活用。これにより、身近でトランクルームなどを確保することができるほか、荷物の受け渡しなどを通じての地域内交流や高齢者の見守り・ふれあいの機会を創出するとしている。

■アークス <9948>  2,271円  -84 円 (-3.6%)  本日終値
 アークス<9948>が6日続落。5日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高1426億1500万円(前年同期比1.5%増)、営業利益42億5600万円(同27.2%減)、純利益28億8300万円(同32.2%減)と大幅減益となったことが嫌気された。4月にオータニがグループ入りしたことが寄与し、売上高は伸長したものの、スーパーマーケット事業の既存店売上高が、「巣ごもり消費」の急拡大により販売が好調に推移した前年の反動もあり、前年同期比4.5%減となったことや、前年は折り込みチラシやポイントサービスなどを自粛し、販促費をはじめとする販管費が大きく抑えられていたが、今期は例年並みの水準に戻ったことが減益につながった。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高5720億円(前期比2.7%増)、営業利益162億円(同8.7%減)、純利益111億円(同14.4%減)の従来見通しを据え置いている。

■カッパ・クリエイト <7421>  1,458円  -29 円 (-2.0%)  本日終値
 カッパ・クリエイト<7421>が続落。5日の取引終了後、田邊公己社長に対してはま寿司(東京都港区)から不正競争防止法にまつわる告訴がなされ、6月28日には本社が家宅捜索を受けたと発表しており、これが嫌気された。「はま寿司」の日次売り上げデータなどを数回にわたって個人的に送付を受けていたという疑い。カッパクリエでは、「関係当局の捜査に全面的に協力し、対象者への処分などに関しても厳正に対処する」とコメントしている。

■セリア <2782>  3,920円  -70 円 (-1.8%)  本日終値
 セリア<2782>は冴えない動き。5日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で既存店売上高が前年同月比7.0%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客数、客単価ともに前年割れとなった。

■ジンズホールディングス <3046>  8,360円  -70 円 (-0.8%)  本日終値
 ジンズホールディングス<3046>は冴えない動き。5日の取引終了後に発表した6月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比25.8%減と5カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置や緊急事態宣言による営業自粛は緩和されつつあるものの、関西圏を中心に週末のみ最大42店舗が休業を余儀なくされるなど、営業自粛の影響が継続した。また、前年6月には全国的な緊急事態宣言の解除や特定給付金の支給などによる需要の拡大があり、その反動もあったことや、インバウンド客数の減少も響いた。なお、全店売上高は同23.1%減だった。

■日医工 <4541>  893円  -4 円 (-0.5%)  本日終値
 日医工<4541>が3日続落。5日の取引終了後、米子会社セージェント・ファーマシューティカルズ社が開発中のカモスタットメシル酸塩について、第2相臨床試験で主要評価項目である「入院率」並びに「死亡率」の低減に関して統計上の有意差の確認には至らなかったとして、新型コロナウイルス感染症治療を目的とした開発を中止すると発表しており、これが嫌気されたようだ。

■インスペック <6656>  2,404円  +362 円 (+17.7%)  本日終値
 インスペック<6656>は大幅反発。5日の取引終了後、初めて自動車分野向け検査装置であるロールtoロール型検査装置(車載FPC検査装置)の受注を獲得したと発表しており、これが好感された。自動車の電子化、電動化により増え続ける配線(ワイヤーハーネス)を軽量で生産性の高いFPCへと置き換える流れが加速している。なお、同件による22年4月期業績見通しに与える影響は織り込み済みだという。

■ファブリカ <4193>  4,485円  +655 円 (+17.1%) 一時ストップ高   本日終値
 ファブリカコミュニケーションズ<4193>は一時ストップ高。12時30分ごろに発表した22年3月期第1四半期(4~6月)主要KPI(重要業績評価指標)数値で、メディアSMS(ショートメッセージ)導入社数が前四半期(1~3月)比216社増の2992社と順調に拡大していることが好感された。同社が柱として位置づけるメディアSMSは、法人向けSMS送信サービス。また、同時に発表した中古車販売管理システム「symphony」(シンフォニー)の導入社数は同151社増の2988社だった。

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