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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、主要国の株価動向などが手掛かり材料に


■反発、米FRB議長証言受けてリスク選好的な豪ドル買い優勢に

今週の豪ドル・円は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院証言で「引き続きインフレの上昇が一時的で失業率が高すぎるため先制した利上げを行わない」と述べたことから、早期利上げ観測は後退し、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが強まった。取引レンジ:82円14銭-84円25銭。

■もみ合いか、主要国の株価動向などが手掛かり材料に

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は完全雇用の達成を重要な優先事項とし、現行の金融緩和政策の縮小を急がない姿勢を示しており、新たな豪ドル買い材料が提供されない場合、リスク選好的な豪ドル買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。目先的には主要国の株価や資源価格の動向を見極める展開となりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・1日:5月貿易収支(4月:+80.28億豪ドル)

予想レンジ:83円00銭-85円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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