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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日本オラクル、エーザイ、オプトエレ

オプトエレ <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京エレクトロン <8035>  48,970円  +340 円 (+0.7%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置メーカーやSUMCO<3436>など半導体素材メーカーがいずれも上値指向。前日の米国株市場では、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が上場来高値に買われたほか、半導体世界トップのインテル<INTC>や半導体製造装置首位のアプライドマテリアルズ<AMAT>、DRAM・フラッシュメモリー大手のマイクロンテクノロジー<MU>など半導体セクターに買いが集まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4連騰と上昇に弾みがついている。東京市場でもここ上昇トレンド一服となっていた半導体関連株は、相対的な出遅れ感から戻り足を強める展開となっている。

■日本オラクル <4716>  8,700円  -1,530 円 (-15.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 日本オラクル<4716>が大幅安で、年初来安値を更新した。同社は24日取引終了後に、21年5月期通期の単独営業利益が前の期比3.0%増の709億400万円になったと発表。ただ、3~5月期に限れば前年同期比5.9%減の211億8300万円にとどまったことがネガティブ視されたようだ。通期の売上高は同1.3%減の2085億2300万円、3~5月期では同5.8%減の588億2500万円。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言などから、クラウドライセンス&オンプレミスライセンスの3~5月期の売り上げが同23.4%減の171億7300万円となったことなどが影響した。なお、22年5月期通期の単独業績予想は非開示とし、売上高前期比1.0~4.0%増を見込んでいる。

■エーザイ <4523>  11,765円  -485 円 (-4.0%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 エーザイ<4523>が反落。国際的な製薬会社である米イーライ・リリー<LLY>が24日、開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「ドナネマブ」が米国食品医薬品局(FDA)からブレークスルーセラピー(画期的治療薬)の指定を受けたと発表したことを受けて、同社が米バイオジェン<BIIB>と開発した「アデュカヌマブ」と競合するとの見方から売られたようだ。なお、24日の米株式市場でイーライ・リリーは一時、前日比10.2%高に買われる場面があった一方、バイオジェンは同6.8%安に売られる展開となった。

■フルッタフルッタ <2586>  237円  +31 円 (+15.1%)  本日終値
 フルッタフルッタ<2586>が急騰。24日の取引終了後、小僧寿し<9973>子会社のデリズとのアサイーボウルのデリバリー事業について、製造拠点を従来の1拠点から7拠点に拡大すると発表しており、今後の業容拡大への期待が高まっているようだ。この取り組みは、東京都品川区エリアの1拠点で今春に開始したもの。同社では、当初の売り上げ見込みより40%以上上回り一定層の需要を見込める結果となったため、今回製造拠点が増強されることになったという。製造拠点の拡大は、7月上旬からとしている。

■オプトエレクトロニクス <6664>  797円  +82 円 (+11.5%)  本日終値
 オプトエレクトロニクス<6664>が急伸、年初来高値を更新した。24日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を77億円から80億円(前期比22.2%増)へ、営業利益を4億1300万円から10億3000万円(前期3億800万円の赤字)へ、最終利益を2億5400万円から7億1500万円(同12億5400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。国内がモジュール製品・スキャナ製品を中心に計画通り推移したことに加えて、米国で2次元ハンディスキャナ「L-22X」が新型コロナウイルス感染症の検査装置の付属機器として採用されたのに伴い従来予想から追加の受注があり、上期業績が計画を上回ったことが要因。また、第3四半期までに決着する見込みであった訴訟手続きが和解により第1四半期に終了となり、訴訟費用などの負担が軽減したことも寄与する。第2四半期累計(20年12月~21年5月)決算は、売上高45億5600万円(前年同期比37.9%増)、営業利益7億5600万円(前年同期2億8000万円の赤字)、最終利益5億6400万円(同12億6600万円の赤字)だった。

■Jテック・C <3446>  3,440円  +265 円 (+8.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ジェイテックコーポレーション<3446>が5日移動平均線を足場に大幅高。同社は研究・実験施設向けに高精度X線集光ミラーや自動細胞培養装置などの理化学機器を製造、他社には真似のできない独自技術力でニッチトップとしての存在感を高めている。来週30日から7月2日までの日程でパシフィコ横浜において「OPIE‘21 レーザーEXPO2021」が開催される。これを背景にレーザー関連株への注目度が高まっているが、同社はその関連有力株の一角。半導体製造装置市場で次世代機として急拡大するEUV(極端紫外線)装置用光学素子分野への参入を図っており、今後飛躍的な収益成長の可能性も意識されている。また、ライフサイエンス事業として推進する自動細胞培養装置では3次元回転浮遊培養技術「CELLFROAT」関連装置を独自開発しており、これはiPS細胞やES細胞を容易に形成することが可能で、再生医療分野での活躍が期待されている。

■Link-U <4446>  1,463円  +101 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 Link-U<4446>が大幅高で4連騰。マンガアプリなど独自開発したサーバーでコンテンツの配信サービスを行っており、小学館の「マンガワン」運用が収益の柱を担う。非代替性トークン(NFT=ノンファンジブル・トークン)など暗号資産関連株としても市場で認知されている。また、トークン発行によるコミュニティの形成・強化や資金調達を暗号資産取引所が支援するIEOを、出資先のHashpalette(東京都港区)が7月1日に実施(Palette Tokenの購入申込みの受付開始)することを前日に発表、国内初のIEOとして注目を集めている。株式需給面では外資系経由の空売りが高水準に積み上がっていたことで、その買い戻し圧力が株価の押し上げ効果をもたらしている。

■浜井産業 <6131>  1,230円  +74 円 (+6.4%)  本日終値
 浜井産業<6131>が急動意。フシ目の1200円台を回復し75日移動平均線との下方カイ離も解消したが、日足一目均衡表でもちょうど雲を抜けつつある状況にあり、買い板が厚くなっている。ラップ盤やポリッシ盤など精密工作機械を製造するが、半導体・光学デバイス加工用などで高水準の需要を獲得している。特にここにきて次世代パワー半導体のSiC製デバイスや窒化アルミニウム製デバイス加工用設備の引き合いが旺盛で、今後の収益成長加速の原動力として期待される。

■アスカ <7227>  1,000円  +55 円 (+5.8%)  本日終値
 アスカ<7227>が新値追い。同社は24日取引終了後に、21年11月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比55.0%増の10億円(従来予想は8億円)に引き上げた。売上高見通しは同12.4%増の280億円(従来予想は271億円)に上方修正。自動車メーカーの生産台数が増加していることに伴って自動車部品の売り上げが伸びているほか、制御システム事業で受注が増加していることが主な要因だとしている。

■メディアシーク <4824>  635円  +28 円 (+4.6%)  本日終値
 メディアシーク<4824>が大幅反発。24日の取引終了後、持ち分法適用関連会社であるデリバリーコンサルティング<9240>が東証マザーズ市場への新規上場を承認されたと発表しており、これが好材料視された。上場に際し、保有するデリバリーコンサルティング株式146万4300株のうち55万8000株を売却する予定で、売却益は21年7月期決算で特別利益に計上する。なお、デリバリーコンサルティングの上場日は7月29日の予定。

●ストップ高銘柄
 東京コスモス電機 <6772>  1,394円  +300 円 (+27.4%) ストップ高   本日終値
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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