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【市況】14日の株式相場見通し=反発か、強含み推移もFOMC控え上値重い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け14日の東京株式市場は、強弱観対立のなか引き続き狭いレンジでのもみ合いが予想され、日経平均株価は強含みの展開が想定されるものの2万9000円台前後で上値の重さが意識されそうだ。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株3指数が揃ってプラス圏で着地しS&P500指数は最高値を更新したが、3指数ともに上げは小幅にとどまった。ハイテク株が相対的に強さを発揮し、画像処理半導体大手のエヌビディアが上場来高値を更新したが、半導体関連セクターは高安まちまちで物色の方向性は定まらなかった。今週15~16日に予定されるFOMCを見極めたいとの思惑から買い手控えムードは拭えず、東京市場もこの流れを引き継ぐことになりそうだ。今回はFOMCでは量的金融緩政策のテーパリングに関する議論開始について言及があるかどうかが注目されている。

 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比13ドル36セント高の3万4479ドル60セントと小幅続伸。ナスダック総合株価指数は同49.090ポイント高の1万4069.423だった。

 日程面では、きょうは4月の鉱工業生産確報値が発表される。海外では4月のユーロ圏鉱工業生産など。なお、中国、香港、台湾、オーストラリア市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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