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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 2万8750円~2万9000円辺りでのレンジ内での推移を想定


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 28830 -10 (-0.03%)
TOPIX先物 1954.5 ±0.0 (±0.00%)
シカゴ先物 28825 -15
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 9日の米国市場ではNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。10日の米消費者物価指数(CPI)発表を控えて様子見姿勢が強まった。CPIについては予想を上回ったとしても、金融当局による金融政策に変更はないとの見方が大勢である。しかしながら、4月のCPIでは予想を上回る伸びによりインフレ圧力への懸念が高まったことが株価下落につながったため、神経質になっているようだ。S&P業種別指数は医薬品・バイオテクノロジー、公益事業、ソフトウエア・サービスが上昇する一方、運輸、耐久消費財・アパレル、銀行が下落した。

 シカゴ先物清算値は日中大阪比15円安の2万8825円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円高の2万8870円で始まり、その後下げに転じると2万8760円まで下落幅を広げる場面が見られた。米国市場の取引開始後に切り返しており、2万8930円まで上昇したものの、引けにかけてはポジション調整から軟化し、2万8830円で取引を終えた。

 米国市場ではCPI待ちの状況であり、この流れを受けて東京市場においても、引き続きこう着感の強い相場展開が見込まれる。商いの中心は限月交代に伴うロールオーバー中心であることから大きなトレンドは期待できないため、オプション権利行使価格では2万8875円を中心レンジとした2万8750円~2万9000円辺りでの推移を想定。ただし、CPIへの警戒から指数インパクトの大きい主力株への利食いが強まる局面においては、2万8750円の下の権利行使価格である2万8625円程度は意識されやすい。同水準には25日移動平均線が位置していることもあり、一時的な調整の際にはターゲットとなろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で直近のボトム水準を下回ってきており、NTショートの動きが強まる可能性はあるものの、長期金利は1.5%を下回っている。そのため、ハイテクなどグロース株の底堅さは意識される可能性も考えられるため、ボトム水準での横ばい推移といったところか。

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