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【市況】NY株式:NYダウ433ドル高、インフレへの脅威が緩和

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反発。ダウ平均は433.79ドル高の34021.45ドル、ナスダックは93.31ポイント高の13124.99で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数の予想以上の減少を好感し、雇用や景気の回復期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇した。4月消費者物価指数(CPI)に続き生産者物価指数(PPI)も物価上昇圧力を示す結果となったもののインフレへの脅威がいくらか緩和し、長期金利も低下したたこともハイテク株中心に相場の下支えとなった。米疾病対策センター(CDC)がワクチン接種完了後のマスク着用の必要はないとの決定を発表すると、経済活動の再開ペースの加速を期待し、上昇幅を一段と拡大。セクター別では、商業・専門サービス、銀行が上昇、自動車・自動車部品が下げた。

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は2023年始めに、新たな自動運転車の生産を開始すると発表し、上昇。一方、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスクCEOが方針を転換し、ビットコインを利用した購入手続きをいったん中止すると発表し、下落した。エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は 国内主要石油精製パイプラインの操業再開に目処がたったため原油価格の下落に連れ、それぞれ下落。マッチングアプリのバンブル(BMBL)は第1四半期決算が予想を下回り下落、IPO価格を下回った。

エンターテインメントのディズニー(DIS)は引け後に発表した第2四半期決算で調整後1株利益が市場予想を上回ったものの、動画配信ディズニープラスの会員数が予想を下回ったことに失望し、時間外取引で下落した。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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