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【通貨】豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行の金融政策は現状維持の予想


■弱含み、ウイルス感染拡大への懸念残る
今週の豪ドル・円は弱含み。インド、ブラジルなどでの新型コロナウイルス感染の急増を受けて世界的な景気回復の遅れが懸念され、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。オーストラリア政府が州と中国の一帯一路協力協定の破棄を発表したことも豪ドル売り材料になったとみられる。取引レンジ:83円10銭-84円72銭。

■下げ渋りか、豪準備銀行の金融政策は現状維持の予想

来週・再来週の豪ドル・円は底堅い展開か。引き続き世界的な新型コロナウイルス感染の状況をめぐる株価や資源価格の動向を見極めへ。豪準備銀行(中央銀行)の理事会では、政策金利(0.10%)の据え置きが予想され、量的緩和なども維持されるとみられる。新たな豪ドル売り材料が提供されない場合、対円レートは下げ渋る可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4月28日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+0.9%)
・5月4日:3月貿易収支(2月:+75.29億豪ドル)
・5月4日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)

予想レンジ:82円00銭-85円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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